Aiba札幌駅前の「エキマエ競馬MTGプレミアム」に岡田繁幸氏が来場
11日、Aiba札幌駅前で開催されている「エキマエ競馬MTGミーティング」のプレミアムイベントとして、、ビッグレッドファームのグループ代表である岡田繁幸氏が来場。詰めかけた約30名の競馬ファンを前にパドック解説や競馬論を語った。
会場となったのはカフェ&ダイニングバーのスタンピーズ。MCを務める小木曽なつ美さんに紹介される形でステージに登場した岡田氏は、まず、この日の大井競馬で開催されていた7レースの推奨馬を参加者の前で披露。その馬が見事に勝利をあげると、会場内からは大きな拍手も起こっていた。
岡田氏はパドックの見方として、「バランスや体型のいい馬はエネルギーロスが少ない走りができる。そこにエンジンとなる筋肉がどう付いているかを見て行く」と語り、その見識に至るまでの約50年に及ぶ、ホースマンとしての歴史を語り始めた。結核が完治する前に単身で渡ったアメリカ修行時の話や、そこで出会った名牝ラフィアンとの思い出など、岡田氏のトークは止まることを知らず、参加者は食事どころか、馬券を買いに行くことすら忘れて話に聞き入っていた。
それでもトークの合間にパドックの映像が流れると、会場をかき分けてモニターの前に移動した岡田氏は真剣な表情で画面を見つめ始め、馬体考察や種牡馬ごとの個性を分かりやすく参加者へと伝えていった。
この日の大井競馬のメインレースとして行われた「サードニックス賞」では、2番のメモリーメンヒルを推奨。ゴール前では、「それ行け!」という岡田氏のエールも届いたのか、最内を通りながらゴール前で突き抜けて、見事に1着となると、会場中が大歓声で包まれた。この日の岡田氏の推奨馬は、全て複勝圏に入着しており、改めて「日本一の相馬眼」を持ち合わせていることを証明する形ともなった。
イベントの最後に挨拶へ立った岡田氏は、「以前から競馬を語り合えるようなスポーツバー的なお店ができないかなと思っていました。今後も多くのファンの皆さんに集まってもらいたいです」と笑顔を見せていた。イベントの最後には岡田氏から、クイーンエリザベス2世カップ(G1)を制したウインブライトのクオカードが、じゃんけん大会を勝った参加者へとプレゼントされた。「エキマエ競馬MTGミーティング」は15日、22日、29日、30日にも開催。22日には様々な競馬番組に出演中の稲富菜穂さん、30日にはハッピーグリン号香港遠征報告トークショーが開催され、ハッピーグリンのオーナーである会田裕一氏、管理をする田中淳司調教師、鞍上を務めた服部茂史騎手がゲストとして招かれる。