BTCで北海道トレーニングセールのアナボリックステロイド検査
4月15日、16日の2日間、日高軽種馬農業協同組合は、浦河町西舎にある浦河町西舎にある軽種馬育成調教センター(BTC)において、北海道トレーニングセール上場馬のアナボリックステロイド検査を行った。
北海道市場は上場馬の健全性確保と市場の公正運営のため、2014年からトレーニングセール上場馬全頭に対し、アナボリックステロイド検査を実施。陽性の場合は上場できない規定を設けている。
BTCでは2日間で70頭を採血。BTC周辺の育成牧場から集まった上場予定馬は、BTC診療所で日高軽種馬農業協同組合の獣医師によるマイクロチップ検査と採血を実施。20ml採血した試験管に封印のテープを付けて検査を依頼する公益財団法人競走馬理化学研究所へ送付した。
アナボリックステロイドはたんぱく質をつくり出す作用を有するステロイドホルモンの総称。エチルエストレノール、キンボロン、クロステボル、スタノゾロール、ダナゾール、テストステロン、テトラヒドロゲストリノン、トレンボロン、ナンドロロン、ノルエタンドロロン、フラザボール、フルオキシメステロン、ボルジオン、ボルデノン、17α-メチルステロイド類及びメテノロン並びにこれらのいずれかを含有する物(遊離する物を含む)が対象となる。