日高育成総合施設軽種馬育成調教場で北海道地区の2019年度産地馬体検査
4月9日、JRA日本中央競馬会は、浦河町西舎にある日高育成総合施設軽種馬育成調教場(BTC)において、北海道地区の2019年度産地馬体検査を実施した。
この検査は、2019年夏季競馬に出走予定の2歳未出走馬及び南半球産馬(7月~12月生まれに限る)の3歳未出走馬であり、調教師の預託可能頭数の範囲内で入厩を承認された馬が対象で、早期特例登録制度により2019年2月までに競走馬登録を受けた2歳馬も可能。検査はJRA職員による視力検査、マイクロチップ検査、特徴確認などが行われ、検査を通れば競走馬登録が完了する。
北海道地区は、BTCのほか、新ひだか町静内神森にある日本軽種馬協会北海道市場、安平町早来富岡にある北海道ホルスタイン協会家畜市場の3会場となっており、BTCが初日となった。
この日はBTC界隈の牧場でトレーニングされている50頭弱の2歳馬が集合。注目の2歳新種牡馬では、日本軽種馬協会期待のエスケンデレヤ、2014年のジャパンC(G1)優勝馬エピファネイア、重賞4勝のガルボ、2013年の日本ダービー馬キズナ、ダート重賞2勝のグロリアスノア、2014年の天皇賞(秋)(G1)優勝馬スピルバーグ、2012年JRA賞最優秀ダートホースのニホンピロアワーズ、日豪G1 2勝のリアルインパクト、重賞2勝のワールドエースの産駒が姿を見せた。ほかにも、2000年のクイーンC(G3)優勝馬フューチャサンデーの牝駒、日本軽種馬協会が今年新たに導入したデクラレーションオブウォーの持ち込み産駒なども取材陣の関心を集めた。