門別競馬場で4回目の競走能力・発走調教検査
4月4日、日高町富川の門別競馬場において、今年4回目の競走能力・発走調教検査が行われた。
当日は晴れ良馬場のコンディション。2歳76頭、3歳以上221頭の合計97頭が検査に挑んだ。検査は2歳が14レース、3歳以上が4レースの合計18レース実施され、結果、2歳は75頭、3歳以上は19頭の合計94頭が合格した。
2歳の一番時計は50.8秒でゴールを駆け抜けたトーセンジョーダン産駒のルミナスアロー。牝の青鹿毛で、杉山忠国氏の所有馬、田中正二厩舎の管理馬、新ひだか町三石にある明治牧場の生産馬となる。
また、1レースにはホッカイドウ競馬史上4頭目、牝馬としては史上初めてのホッカイドウ競馬三冠を達成したクラキンコの3番仔となるクラヴァーキン(牝2歳、父ヴァーミリアン)が受検。同じレースには2001年のサンライズC優勝馬ウィンメッセージの産駒ヤマノエスポワール(牝2歳、父エスポワールシチー)も出走した。
2歳新種牡馬では8レースに出走したエスケンデレヤ産駒のシルヴィーエムが1位入線。11レース1着のリンノカーニバル、12レース1着のボルドーヴェルチュは、ともにトゥザワールド産駒だった。ほかにもハタノヴァンクール、スピルバーグ、グランシュヴァリエ、タイセイレジェンド、リアルインパクト、ヴァンセンヌ、ウインバリアシオンの産駒も競走馬としての第一歩を踏み出した。
これまで行われた4回の検査で2歳は271頭が合格。4月11日には開幕前最後の検査が行われる。