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ディーマジェスティの初産駒が誕生

  • 2019年04月02日
  • 2月10日に生まれたディーマジェスティの初産駒
    2月10日に生まれたディーマジェスティの初産駒
  • 新ひだか町静内真歌にある矢野牧場の生産馬
    新ひだか町静内真歌にある矢野牧場の生産馬
  • 父になった2016年皐月賞馬ディーマジェスティ
    父になった2016年皐月賞馬ディーマジェスティ

 昨年から新ひだか町のアロースタッドで種牡馬生活を送っているディーマジェスティの初産駒が誕生した。

 2月10日生まれの鹿毛の牝馬で母はマチュアード。新ひだか町静内真歌にある矢野牧場の生産馬となる。矢野亨憲さんは「ディーマジェスティは強いメンバーが揃った皐月賞(G1)をレコードタイムで勝ったレースが印象に残っています。ディープインパクトの後継はたくさんいますが、ディーマジェスティは母系が良いですし、同じ町内の生産馬なので応援したい気持ちがあります。生まれた仔は牝馬ですが、これまで生まれた兄や姉より大きく出ました。いい意味で裏切られたと感じてます。トモもがっしりしていてバランスが取れていて、母系にブライアンズタイムが入っているディーマジェスティの雰囲気が伝わってると思います」と話した。

 ディーマジェスティは父ディープインパクト、母エルメスティアラ、母の父ブライアンズタイムという血統の新ひだか町にある服部牧場の生産馬。競走成績は11戦4勝。嶋田賢氏の所有馬、美浦の二ノ宮敬宇厩舎の管理馬として2015年9月にデビュー。3戦目で初勝利をあげると3歳初戦の2016年共同通信杯(G3)で重賞初制覇。皐月賞(G1)では大外18番枠でスタートを切ると、後方一気の追い込みでマカヒキ、サトノダイヤモンド、エアスピネル、リオンディーズらを一蹴し、1分57秒9のレコードタイムで一冠を手にした。日本ダービー(G1)は3着。秋には朝日杯セントライト記念(G2)で重賞3勝目をあげた。

 昨年は78頭に種付け。初年度産駒は2021年にデビューする。