馬産地ニュース

モーリスが帰厩

  • 2019年01月30日
  • シャトル先のオーストラリアから帰厩したモーリス
    シャトル先のオーストラリアから帰厩したモーリス
  • 暖かそうな馬服に包まれて
    暖かそうな馬服に包まれて
  • シーズンインまで英気を養う
    シーズンインまで英気を養う

 昨年7月にオーストラリアのアローフィールドスタッドへ出発したモーリスが、1月29日午前、安平町にある社台スタリオンステーションに帰厩した。

 南半球でのシャトル種牡馬生活も2回目とあって慣れたもの。馬運車を降りると早足で馬房へ一直線、疲れも見せず元気な姿を披露した。

 モーリスは父スクリーンヒーロー、母メジロフランシス、母の父カーネギーという血統の8歳牡馬。

 日本で誕生した初年度産駒は現1歳。シーザリオやブエナビスタ、ジェンティルドンナといった錚々たるG1牝馬たちとの間に生まれた産駒がスタンバイしている。オーストラリアで生まれた産駒も日本同様に高評価を得ており、世界へ広がる“The Beast”の血を受け継ぐ子どもたちのデビューが待ち遠しい。

 真夏のオーストラリアから真冬の日本へ帰国したモーリス。社台スタリオンステーションでは「シーズンイン間際での帰厩となりましたが、体調も良く、元気一杯で安心しました。今年も多くの花嫁を迎えることになりそうですし、気温差などでコンディションを崩さないよう注意していきたいですね」と話した。今年の種付料は昨年同様、受胎条件400万円となっている。