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ロイカバードがスタッドイン

  • 2019年01月07日
  • 種牡馬入りしたロイカバード
    種牡馬入りしたロイカバード
  • 母はアメリカ年度代表馬のアゼリ
    母はアメリカ年度代表馬のアゼリ
  • 種付料は受胎条件30万円または出生条件50万円
    種付料は受胎条件30万円または出生条件50万円

 12月25日午前9時30分頃、新ひだか町静内目名にある有名種馬場レックススタッドに、2019年から種牡馬として新たに供用を開始するロイカバードが、関係者の期待を背負って元気な姿でスタッドインした。

 ロイカバードは父ディープインパクト、母アゼリ、母の父ジェイドハンターという血統の牡6歳。母はアメリカで2002年のBCディスタフ(G1)を筆頭に11ものG1タイトルを獲得した2002年のエクリプス賞年度代表馬。2010年にはアメリカ競馬の殿堂入りを果たすほどの歴史的名馬として知られる。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産。2013年の日本競走馬協会が主催するセレクトセールサラブレッド当歳において、この年の最高価格となる252,000,000円(税込)で取引された市場取引馬となる。

 ロイカバードの競走成績は18戦4勝。寺田寿男氏の所有馬、栗東の松永幹夫厩舎の管理馬として2015年11月にデビュー。2戦目で初勝利をあげると、続く福寿草特別を連勝。2016年のきさらぎ賞(G3)はサトノダイヤモンドの3着、京都新聞杯(G2)はスマートオーディンの3着と重賞でも好走した。

 事務局の(株)レックスは「ロイカバードは父がディープインパクトで母がアゼリという世界的超一流血統。このような名血を管理することができうれしい気持ちでいっぱいです。セレクトセールで高い評価を受けただけあって、バランスのとれた素晴らしい馬体をしていますね。現役時代は残念ながら大きなタイトルを獲れませんでしたが、血統背景から種牡馬として成功する可能性は高いと思います」と期待した。2019年の種付料は受胎条件30万円、または、出生条件50万円に設定されている。