JBBAが第5回担い手研修
12月6日、公益社団法人日本軽種馬協会(本部・東京都港区、河野洋平会長理事)は、新ひだか町静内本町にある日高生産連ビル3階会議室において、平成30年度軽種馬経営高度化指導研修事業の「第5回担い手研修~軽種馬生産の担い手を対象とした経営支援に係る研修~」を開催した。
この研修は軽種馬生産育成牧場の円滑な経営に必要な知識の習得と、参加者間の意見交換にて経営者としての意識を醸成するとともに、地域での支援体制の強化を目指すもの。経営継承者および後継者、支援する自治体農協等の職員を対象にしており、6月から開始したこの研修は今回が最終回となった。この日は約30人が出席した。
主催者を代表して同協会生産対策部の渡邉孝徳部長は「本日はお忙しいなか、ご参加いただきありがとうございます。今までに4回やりまして今日が5回目になります。皆様にとってためになったこともあれば、そうでもないなと思ったこともあろうかと思いますが、これからの牧場経営を考えるきっかけになったらうれしいです。今日は5回目、最後ですが、何か心にひっかかる言葉なり、参考になるようなものをもって帰っていただき、今後の皆様の経営に生かしてほしいと思います」とあいさつ。講師は折笠会計事務所の斉藤雪恵税理士と北海道酪農畜産協会経営支援部経営支援課の原田要主査が担当した。
「設備投資の費用化~減価償却を復習しよう~」をテーマにした斉藤税理士は、原価償却の方法、償却方法の選択、適用手続きなどを、一例をあげて説明。「計数管理・・・そして・・・自己経営診断を!」をテーマに話題提供した原田主査は、セルフコンサルティングの重要性、家族経営協定、ツキを呼び込む10か条などを、有名経営者の名言を引用しながら経営のアドバイスをした。