レーヴミストラルがレックススタッドにスタッドイン
9月14日午後2時頃、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、来年から種牡馬として繋養されるレーヴミストラルがスタッドインした。
レーヴミストラルは父キングカメハメハ、母レーヴドスカー、母の父ハイエストオナーという血統の牡6歳の鹿毛。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で、半姉には2010年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)に優勝してJRA賞最優秀2歳牝馬に選出されたレーヴディソール、半兄には2009年の青葉賞(Jpn2)に優勝したアプレザンレーヴがいる。
レーヴミストラルの競走成績は17戦4勝。(有)サンデーレーシングの所有馬、栗東の松田博資厩舎(後に高野友和厩舎)の管理馬として2014年12月のメイクデビュー阪神でデビュー。年が明けて3戦目で初勝利を飾ると3連勝で青葉賞(G2)を制覇し、一気に重賞ウイナーに上り詰めた。その後もクラシックディスタンスを中心に使われ、2016年の日経新春杯(G2)に優勝。8月25日のBSN賞がラストランとなった。
競走馬登録抹消後はサラブレッドオークションに出品され、クラブ法人の株式会社YGGオーナーズクラブなどを所有する株式会社YGGDRASILL(ユグドラシル)が6,912,000円(税込)で落札。種牡馬として第二の道を歩むことになった。
落札に関わった株式会社YGGDRASILL担当者は「母はフランスのサンタラリ賞(G1)勝ち馬で、姉はG1ホース、兄は重賞勝ち馬ということで、血統的にも現役時代から注目していました。オークションで馬名を目にしたときに、これだけの血統の馬なので、その血をなんとか繋げたい、という思いがこみ上げてきました。最後は競り合いになりましたが、熱意が通じたのか無事落札することができました。サンデー系の肌馬が多い中で、サンデーサイレンスの血が入っていないというメリットは、配合のしやすさという面からも種牡馬として成功する可能性があると期待しています」と話した。種付料は決定次第発表されるという。