アッミラーレが青森へ移動
8月27日午後2時頃、新冠町西泊津にある白馬牧場で種牡馬生活を送っていたアッミラーレが、新たな繋養先となる青森県上北郡にある東北牧場へ移動した。
アッミラーレは父サンデーサイレンス、母ダジルミージョリエ、母の父カードナスクラという血統。牡21歳の黒鹿毛で浦河町向ヶ丘西にある酒井牧場の生産馬となる。
アッミラーレの競走成績は18戦6勝。(有)ターフ・スポートの所有馬、美浦の鈴木康弘厩舎の管理馬として、2000年8月の4歳未勝利戦でデビューし、経験馬相手にデビュー勝ち。古馬になり4連勝を飾り、一気にオープン入りを果たした。
2004年に浦河町西幌別にあるイーストスタッドで種牡馬入り。最初は個人所有だったが2006年からシンジケートが組まれた。シンジケート解散後の2012年からは日高町富川にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養。2017年から白馬牧場に移っていた。代表産駒には2013年、2015年のNAR年度代表馬ハッピースプリント、2016年の関東オークス(Jpn2)2着のミスミランダー、2014年のさきたま杯(Jpn2)2着のトキノエクセレント、2013年のクイーン賞(Jpn3)2着のサクラサクラサクラなどがいる。
アッミラーレの移動には牧場スタッフや事務局が見送り。最後の別れに駆けつけた事務局(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブの遠藤幹常務取締役は「2年間でしたが、白馬牧場様にはお世話になりました。まだまだ現役産駒もデビューを控える産駒もたくさん控えていますから、青森の地でもうひと花咲かせてほしいと願っております」とエールを送った。