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レガーロがレックススタッドにスタッドイン

  • 2018年08月27日
  • レックススタッドにスタッドインしたレガーロ
    レックススタッドにスタッドインしたレガーロ
  • 現役時代はダート戦線で活躍
    現役時代はダート戦線で活躍
  • バーナディーニの日本初後継として注目される
    バーナディーニの日本初後継として注目される

 新ひだか町静内目名にある有名種馬場レックススタッドにおいて、来年からレガーロが種牡馬入りすることが決まった。

 レガーロは父バーナディーニ、母サンタテレジータ、母の父レモンドロップキッドという血統の牡5歳鹿毛馬。千歳市東丘にある社台ファームの生産馬で、母は2009年のサンタマリアH(G1)優勝馬、いとこには2017年のアルテミスS(G3)3着のラテュロスがいる。

 レガーロの競走成績は12戦2勝。寺田寿男氏の所有馬、栗東の大久保龍志厩舎の管理馬として2015年7月にデビュー。2戦目で初勝利をあげると、続くもちのき賞も連勝。さらに2歳ダート王決定戦の全日本2歳優駿(Jpn1)へ駒を進め、サウンドスカイの2着となった。2016年にはレパードS(G3)3着。デビューから一貫してダート路線を歩んだ。

 レックススタッドには6月にスタッドイン。現在は来年からの種牡馬生活に備え元気に放牧されている。

 事務局の(株)レックスは「本馬はアメリカでプリークネスS(G1)、トラヴァーズS(G1)、ジョッキクラブゴールドC(G1)とG1 3勝を挙げて一時代を築いたバーナディーニの日本での初後継種牡馬となります。母もアメリカのG1レースに優勝している良血。仕上がりの早さ、ダートでのスピードはとても魅力的です。1頭でも多く繁殖牝馬が集まるよう事務局としても力を入れていきます」と話す。

 奇しくも来年からサウンドスカイも種牡馬入りが決定。2歳ダート戦線で合いまみえた2頭が種牡馬としても切磋琢磨していく。