馬産地ニュース

ひだかうまキッズ探検隊ツアー開催

  • 2018年08月09日
  • 門別競馬場を訪れたひだかうまキッズ探検隊
    門別競馬場を訪れたひだかうまキッズ探検隊
  • クラシックホースを見学したアロースタッド
    クラシックホースを見学したアロースタッド
  • 牧場の仕事について勉強した
    牧場の仕事について勉強した
  • 表彰式の横断幕を手書きするキッズたち
    表彰式の横断幕を手書きするキッズたち
  • パドックで出走馬を入念にチェック
    パドックで出走馬を入念にチェック

 8月7日から10日の4日間、新ひだか町地域おこし協力隊は、北海道ひだかうまキッズ探検隊ツアーを開催した。

 この探検隊は、馬産地日高の歴史・馬の仕事・馬について、地域の子どもたちに伝え、馬産地の未来を担う人材づくりにつなげることを目的としたもの。昨年から新ひだか町が開催している。今回は全国の子どもたちにも体験してもらおうと、全国の小学5年生から中学生を対象に初めてツアーを企画した。

 ツアーには千葉県、神奈川県、大阪府、福岡県などから6人の小中学生が参加。8日は地元の探検隊メンバーも加わり、総勢19人で新ひだか町静内田原にある有名種馬場アロースタッドと日高町富川にある門別競馬場を訪問した。

 新ひだか町役場からアロースタッドに到着したメンバーは、種付け所、厩舎、運動場などの施設や種牡馬を見学。アロースタッドの松木優場長、種馬場を管理する事務局(株)ジェイエスの松田拓也氏から、種馬場の仕事内容や種牡馬の説明を受けた。子どもたちは「馬の体重はどれくらいですか?」「えさの量はどうやって決めるのですか?」「女性は働いているのですか?」「仕事をするとき注意することはなんですか?」など積極的に質問を投げかけ、馬に関する知識を貪欲に吸収した。

 松木場長は子供たちの競馬の知識に舌を巻き、「大きくなったらぜひ、アロースタッドで働いてください」とリクルート活動に余念がなかった。

 続いて一行は門別競馬場へ向かい、ここではバックヤードツアーが実施され、放送席、検量棟、装鞍所、パドック、走路、スタート地点などを見学。第1競走の協賛競走「ひだかうまキッズ探検隊賞」のパドックを、競馬評論家の古谷剛彦氏とともにチェックし、パドックで馬を見るときに注意する点、シャドーロール、メンコなどの馬具について学んだ。

 表彰式では探検隊が心を込めて手づくりした賞状やメダルを、優勝馬の小野望調教師と岩橋勇二騎手に贈呈。最後は横断幕も掲げて、関係者と笑顔で記念撮影を行った。