リアルインパクトがオーストラリアへシャトル
7月13日朝、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送るリアルインパクトが、オーストラリアへシャトルさせるため、白老町社台にある日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設へ移動した。
リアルインパクトのシャトル供用は2016/2017年シーズン、2017/2018年シーズンに続き3シーズン連続3回目。オーストラリアでの繋養先はアローフィールドスタッドで、現地での種付料は、これまで同様1万9,250オーストラリアドルに設定されている。
リアルインパクトは父ディープインパクト、母トキオリアリティー、母の父メドウレイクという血統。牡10歳の鹿毛で、半弟には2017年に香港のクイーンエリザベス二世C(G1)を制したネオリアリズム、半兄には2007年のオーシャンS(Jpn3)を制したアイルラヴァゲインがいる。
(有)キャロットファームの所有馬、美浦の堀宣行厩舎の管理馬として2010年から2015年まで現役生活を送り、競走成績は30戦5勝。マイルから短距離で活躍し、2011年の安田記念(G1)、2015年にはオーストラリアでジョージライダーS(G1)に優勝した。
2016年に種牡馬入りし日本での初年度産駒は1歳。今年の八戸市場では最高価格で売却、セレクトセール1歳セッションでは上場馬6頭中5頭を総額1億6,416万円(税込)で、当歳セッションでは上場馬3頭すべてが4,000万円以上で売却されるなど産駒への評価は高い。
社台スタリオンステーションは「今年は種付けシーズン中のアクシデントによる休養期間が長かったため、30頭程度の交配に留まりましたが、すでに完治してすこぶる良い状態で送り出すことができました。オーストラリアで生まれた産駒も評判が良いので、向こうでは70頭から80頭程の種付けがすでに決まっているようです」と話した。