馬産地ニュース

ミッキーアイルがオーストラリアへシャトル

  • 2018年07月18日
  • 移動の準備をするミッキーアイル
    移動の準備をするミッキーアイル
  • 現地ではすでに70頭から80頭の種付け申込みがあるという
    現地ではすでに70頭から80頭の種付け申込みがあるという
  • 出国は7月27日を予定している
    出国は7月27日を予定している

 7月13日朝、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送るミッキーアイルが、オーストラリアでシャトル供用されるため、白老町社台にある日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設へ移動した。

 ミッキーアイルがオーストラリアへシャトルされるのは2017/2018年シーズンに続き2シーズン連続。繋養先は昨シーズンと同じアローフィールドスタッドで、交配料は1万3,750オーストラリアドルとなっている。

 ミッキーアイルは父ディープインパクト、母スターアイル、母の父ロックオブジブラルタルという血統。牡7歳の鹿毛で2012年の日本競走馬協会主催のセレクトセール1歳セッションにおいて、7,980万円(税込)で取引された市場取引馬となる。

 野田みづき氏の所有馬、栗東の音無秀孝厩舎の管理馬として2013年から2016年まで競走生活を送り、通算成績は20戦8勝。2014年のNHKマイルC(G1)、2016年のマイルチャンピオンシップ(G1)を制覇するなど短距離戦線で活躍した。

 2017年に種牡馬入りし、本邦初年度産駒は今春誕生。7月10日に開催されたセレクトセール当歳セッションでは4頭の初年度産駒が上場され、3,672万円(税込)の値を付けたアトアニの2018を最高に4頭すべてが売却され、世界のホースマンから称賛された。

 社台スタリオンステーションは「南半球ではすでに70頭から80頭ほどの配合申し込みをいただいております。まもなくオーストラリアでもミッキーアイルの初産駒が誕生します。母系にはデインヒルの血が入っており、南半球での適性も期待できます。無事にシーズンを送って元気な姿で帰ってきてほしいですね」と話した。