BTCで北海道トレーニングセールのアナボリックステロイド検査
4月16、17日、浦河町西舎にある軽種馬育成調教センター(BTC)において、北海道トレーニングセール上場馬のアナボリックステロイド検査が実施された。
北海道市場は「安全で、安心して参加できる市場」を掲げ、2014年からトレーニングセール上場馬に対し、アナボリックステロイド検査を実施。陽性の場合は上場できない規定を設けた。
BTCでは2日間で85頭の上場馬が検査を受けた。1頭ずつ馬房に入ると日高軽種馬農業協同組合の獣医師がマイクロチップ検査で実馬確認したあと血液を採取。血液が入った試験管はしっかりと封印され、その日のうちに検査を依頼する競走馬理化学研究所に送付された。
アナボリックステロイドとは、たんぱく質をつくり出す作用を有するステロイドホルモンの総称。主に筋肉増強を目的とするドーピングに使用されるが、多くの副作用を持つことが知られ、国際競馬統括機関連盟は、競馬サークルから一掃すべきもので、競馬への出走や使用を認めない立場を表明している。