レックススタッドで種牡馬展示会
2月13日に行われた静内地区の種牡馬展示会、最後は19頭の種牡馬を擁するレックススタッドだ。
当日の気温はマイナス10度。時折強い雪が降る悪天候の中、来場者は振舞われたおしるこや豚汁を手に温まっていた。
展示のトップバッターは、新入厩のスマートファルコン。現役時はJBCクラシック(Jpn1)連覇など交流Jpn、G1・6勝をあげ、フリオーソ、エスポワールシチーらと凌ぎを削った13歳。初年度産駒は現4歳、産駒の多くは父と同じ砂の舞台でで堅実な走りをみせている。新ひだか町の岡田スタッド生産馬である同馬は生まれ故郷の町へ凱旋移動となり、立ち上がって猛々しい姿をアピールしていた。
続いては繋養2年目、今年初仔が誕生しているエイシンヒカリとハクサンムーン。降りしきる雪の中に浮かび上がるまだ灰色に近い体は幻想的な雰囲気を醸し出し、ハクサンムーンは白に映える栗毛の馬体を披露した。
そして今年初年度産駒がデビューを迎えるパドトロワとバーディバーディが紹介され、初年度産駒が1歳になるオーシャンブルー、コパノリチャード、ニホンピロアワーズ、ヴァンセンヌと繋養種牡馬たちが次々登場した。
また、2004年のスタッドイン以来同スタッドの重鎮として存在感を示すヤマニンセラフィム(19歳)、タニノギムレット(19歳)、ネオユニヴァース(18歳)の両ダービー馬、繋養種牡馬中最高齢となったショウナンカンプ(20歳)も元気な姿を見せた。
後継種牡馬としてロゴタイプが今年スタッドインを果たし、血脈を広げるローエングリン、“鼻セレブ”のモデルに選ばれたアイドルホース・マツリダゴッホ、トリを務めたスクリーンヒーローまで、寒さを忘れるほどの眼福にあずかった。