馬産地ニュース

ビッグレッドファームで種牡馬展示会

  • 2018年02月15日
  • 晴天のもと、約200名が来場した
    晴天のもと、約200名が来場した
  • ケンタッキーダービー馬アイルハヴアナザー
    ケンタッキーダービー馬アイルハヴアナザー
  • 産駒ケイティブライブが躍進しているアドマイヤマックス
    産駒ケイティブライブが躍進しているアドマイヤマックス
  • 後継種牡馬も大活躍中のグラスワンダー
    後継種牡馬も大活躍中のグラスワンダー
  • トリを務めたゴールドシップ
    トリを務めたゴールドシップ

 新冠町明和のビッグレッドファームで2月7日、種牡馬展示会が行われた。

 2月初旬、日高地方が大雪に見舞われたため、来場者の参加や移動に影響を及ぼしたものの、約200人が来場した。来場者には種牡馬カタログのほか、ゴールドシップのグッズが手渡された。進行はおなじみ蛯名聡マネージャーが務めた。

 今年の展示馬はアイルハヴアナザー、アグネスデジタル、アドマイヤマックス、グラスワンダー、ゴールドシップ、ジョーカプチーノ、タイムパラドックス、ダノンシャンティ、ロージズインメイで、それぞれスタッフに従順で、パレードリンクを堂々と周回した。

 産駒ケイティブレイブが1月31日に川崎記念(Jpn1)を制したアドマイヤマックスは、ビッグニュースを味方にしながらの披露となり、改めて馬体をチェックする来場者が目立った。アスカノロマンやカゼノコ、モンドクラッセが活躍しているアグネスデジタルの周回では、ビッグレッドファームグループの岡田繁幸代表が自らマイクをとり、受胎率や種付けについて詳しい説明があった。ケンタッキーダービー馬アイルハヴアナザーは、その父Flower Alleyの孫世代からJRA賞最優秀2歳牝馬ラッキーライラックが出現し、ますます血統的な注目を高めての登場。今年も軽やかな足取りで体調の良さをうかがわせた。

 昨年からビッグレッドファーム繋養種牡馬となったダノンシャンティは、昨年とは対照的に落ち着き十分に周回し、環境に慣れた様子を見せた。同じく、昨年よりビッグレッドファームで種付けをしているグラスワンダーは、23歳となっても肉付きがしっかりしており、貫禄たっぷりにギャラリーを見渡していた。昨年は56頭と交配している。

 最後に登場したのは平成を代表するスターホース・ゴールドシップ。展示場で大勢の視線を集めながらも、余裕の表情で周回した。一昨年は109頭、昨年は110頭と交配し、種牡馬としても好発進を遂げている。毛並みは一層白さを増し、G1馬らしい並々ならぬオーラと、芦毛特有の可愛らしさで来場者を魅了していた。来場者からは早くも「来年の初年度産駒の公開調教が楽しみ」という声が聞かれた。