馬産地ニュース

ヴィクトワールピサがブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動

  • 2017年12月08日
  • ブリーダーズ・スタリオン・ステーション移動が決まったヴィクトワールピサ
    ブリーダーズ・スタリオン・ステーション移動が決まったヴィクトワールピサ
  • 2018年の種付料は受胎条件200万円(フリーリターン特約付)
    2018年の種付料は受胎条件200万円(フリーリターン特約付)
  • スタッフに見送られ社台スタリオンステーションを旅立った
    スタッフに見送られ社台スタリオンステーションを旅立った

 12月3日午前10時30分頃、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに繋養されていたヴィクトワールピサが、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動した。

 ヴィクトワールピサは父ネオユニヴァース、母ホワイトウォーターアフェア、母の父マキャヴェリアンという牡10歳の黒鹿毛。千歳市東丘にある社台ファームの生産馬で、半兄には2005年の安田記念(G1)優勝馬のアサクサデンエン、2006年の小倉記念(G3)優勝馬のスウィフトカレントなどがいる。

 競走成績は15戦8勝。市川義美氏の所有馬、栗東の角居勝彦厩舎の管理馬として2009年10月にデビューすると、2010年の皐月賞(G1)、有馬記念(G1)、2011年のドバイワールドC(G1)など6つの重賞レースを制した。

 2012年から社台スタリオンステーションで種牡馬入り。初年度産駒から2016年の桜花賞馬ジュエラーを送り出した。今年はコウソクストレートがファルコンS(G3)を、2014年のセレクトセールサラブレッド当歳で取引され海外でデビューしたウォーリングステイツがバヴァーリアンクラシック(G3)に優勝している。

 ヴィクトワールピサは社台スタリオンスタッフらに見送られて移動。雪交じりの雨の中、元気な姿でブリーダーズ・スタリオン・ステーションに到着した。

 管理する(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブは「初年度産駒からクラシックホースを送り出している、このような素晴らしい種牡馬を繋養することになりうれしく思います。しっかり管理して関係者の皆様の期待に応えられるよう頑張ります」と話した。

 すでに2018年度の種付料は受胎条件200万円(フリーリターン特約付)と発表されている。