JRA競馬博物館でディープインパクト展記念スペシャルトークショー
この日のトークショーでは、現役時にディープインパクトを管理していた池江泰郎JRA元調教師、ディープインパクトの育成調教を担当していたノーザンファームの横手裕二調教主任が登場。競馬パーソナリティの鈴木淑子さんが司会を務める中、ステージ後方の大型ビジョンに映し出されるディープインパクト現役時のレースを見ながら、牧場での様子や、その後の活躍など振り返っていた。
会場となった「馬の学び舎 ミュージアムホール」は、立ち見席が出るほどの賑わいを見せ、その中で池江元調教師は「小柄な馬とは思えないほどに心臓が大きく、だからこそ心肺能力も高かったのでしょう」とその飛ぶような走りの源が心肺能力であったと振り返り、横手調教主任は、「育成時は気性面や馬への当たりの良さを考えて、国体に出場経験もある女性スタッフを乗せていました。育成時から俊敏な馬であり、自分も気付いたら落馬させられていたことがあったほどです」と牧場にいた頃から動きの良さが際立っていたことを語っていた。
トークショーの来場者にはポストカードと抽選券が配られ、当選者にはディープインパクト展の特製ノートブックか、特製一筆箋&ボールペンがプレゼントされていた。「前略ディープインパクト様 ~関係者からDEEPへの手紙~」は11月26日まで開催されており、11月12日にはJRA競走馬総合研究所運動科学研究室長の高橋敏之氏を招いての「ディープインパクト その走りの秘密」、またジャパンカップ(G1)当日となる11月26日には、競馬博物館内クイズラリーといった各種イベントも行われる。