馬産地ニュース

静内エクリプスホテルで名馬コンセプトルーム第2弾開始

  • 2017年05月12日
  • 迫力の写真が自慢の寝室
    迫力の写真が自慢の寝室
  • 馬主の利用も多いスイートルームを改装
    馬主の利用も多いスイートルームを改装
  • ベッドやルームキーは勝負服カラー
    ベッドやルームキーは勝負服カラー
  • 約80種類の朝食バイキング(写真/静内エクリプスホテル提供)
    約80種類の朝食バイキング(写真/静内エクリプスホテル提供)
  • レックススタッドで繋養中のマツリダゴッホ
    レックススタッドで繋養中のマツリダゴッホ

   新ひだか町静内の静内エクリプスホテルでこの春から、特別室「名馬コンセプトルーム」の第2弾が始まっている。

   同ホテルは旧ウエリントンホテルで、2013年創業。昨今ではサウンドトゥルー、セイウンコウセイ、レーヌミノルといったG1馬の産地で知られる新ひだか町静内の街中に構え、競馬ファンや観光客、馬主、調教師の利用が多い。“地元のおかあさん”が作る朝食が大好評で、楽天トラベル主催「朝ごはんフェスティバル」の北海道大会では、3年連続で準優勝を記録し、SNSでも話題になっている。また、競走馬のふるさと案内所が企画・運営に携わる「北海道馬産地見学ガイドツアー」では宿泊先ホテルとして、地元ではG1の祝勝会や講演会、結婚式やビアガーデンの会場としても親しまれている。

   名馬コンセプトルームは同ホテルより「馬産地を盛り上げたい」という目的でスタートし、スイートルームを名馬一色の空間に変身させ、宿泊客に馬産地らしい宿泊体験を届けている。

   第1弾のメイショウサムソンに続き、第2弾となった名馬コンセプトルームの対象馬は、2007年の有馬記念(G1)優勝馬マツリダゴッホ。「マツリダゴッホの軌跡~中山を彩った名画伯~」というテーマで部屋をデザインし、寝室の壁一面を同馬のレース写真で彩り、いまにも人馬が飛び出してきそうな雰囲気を作っている。ベッドカバーや特製クッション、ルームキーは、勝負服カラーである黒・桃色を忠実にカラーリングし、室内には同馬の活躍がよみがえる口取り写真や紺色のG1ゼッケン、蛯名正義騎手サイン入りのレーシングプログラム、ぬいぐるみなどを展示している。

   同ホテルの石川兼吾取締役支配人は、「今回は地元・静内産のG1馬とのコラボレーションとなりました。オープンに合わせて生産者である岡田スタッドの岡田牧雄代表、現役時代を管理していた国枝栄調教師にもお越しいただき、お二人とも喜んで眺めていらっしゃいました。販売開始からさっそくお申し込みが続き、ゴールデンウイークは連日ご利用いただきました。やはりマツリダゴッホを応援しているファンの方が多く、特に女性のお客様のご利用が目立っています。例年、種牡馬公開シーズンとなる夏からは、牧場見学と合わせて、ご利用いただければと思っています」と、PRしている。

   宿泊料金は1泊1室19,800円~(定員2名・朝食付)で、販売期間は9月30日まで。問い合わせ・予約は同ホテルの電話0146-43-3811となっている。