ナムラタイタンがアロースタッドにスタッドイン
4月16日午前10時頃、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、ナムラタイタンが元気な姿でスタッドインした。
ナムラタイタンは父サウスヴィグラス、母ネクストタイム、母の父アフリートという牡11歳の栗毛。新ひだか町東静内にある野坂牧場の生産馬で、一族にはゴールデンジャック、スターリングローズ、サイドワインダーなどがいる。
ナムラタイタンの競走成績は52戦21勝。栗東の大橋勇樹厩舎から2009年5月の3歳未勝利戦でデビュー。4馬身差で初陣を飾ると、その後、休養をはさみ無傷の6連勝を達成した。2011年の武蔵野ステークス(G3)で重賞初制覇。2014年春に岩手競馬の水沢競馬場にある村上昌幸厩舎へ移籍した。
移籍後は2014年のシアンモア記念、みちのく大賞典などを制覇し、2014年度岩手競馬年度代表馬、4歳以上最優秀馬に選出。2015年も6戦5勝の成績を収め、2年連続で岩手競馬年度代表馬となった。
4月8日の赤松杯3着を最後に現役を引退。4月15日に水沢競馬場で引退式を行いファンに別れを告げ、アロースタッドへ移動してきた。
種付料は受胎条件20万円(9月20日受胎確認、9月末支払い。フリーリターン特約付き)に設定。アロースタッドは「サウスヴィグラスも高齢ですので、スパロービートに次ぐ後継種牡馬を繋養することができて嬉しく思います。ダートで息の長い活躍をしてくれました。産駒にも祖父、父の長所を受け継いだダートでの活躍を期待したいですね」と話した。