ホッカイドウ競馬で能力検査
3月16日、日高町にある門別競馬場において、本年最初の競走能力・発走調教検査が行われた。
この検査は競走馬としての適性を見るもの。全国の地方競馬場で行われており、本当のレースのように、装鞍所での馬体重測定や装鞍、本馬場入場、枠入り、ゲート内での駐立、発走状況、走行状態などを審査するほか、ホッカイドウ競馬の2歳馬は800mを57秒以内という制限タイムが設けられている。
初日は2歳馬87頭が受検。検査は5頭立てから6頭立てで全15レース行われ、87頭全頭が合格した。合格した馬は4月18日に開幕する今年のホッカイドウ競馬での出走を目指し、さらなる調教に励んでいく。
この日の一番時計は7レースに出走したソイカウボーイで49.7秒だった。ソイカウボーイは父トビーズコーナー、母シャイニングサヤカ、母の父キングヘイローという牡馬。田中淳司厩舎の管理馬で、浦河町の伏木田牧場の生産馬となる。
本年初年度産駒がデビューする2歳新種牡馬では、3レースと15レースにエイシンフラッシュの産駒が、12レースと13レースにエスポワールシチーの産駒が、4、6、11、12レースにヘニーヒューズの産駒が、13レースにマコトスパルビエロの産駒が、10レースにローズキングダムの産駒が出走。厩舎関係者を筆頭に生産者や馬主もスタンドに陣取り、どんな走りをするのか注目していた。
ホッカイドウ競馬の競走能力・発走調教検査は今後、3月23日、30日にも実施。この検査は一般見学も可能となっている。