ミッキーアイルが社台スタリオンステーションにスタッドイン
1月31日、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションにおいて、本年から種牡馬として供用を開始するミッキーアイルが元気な姿を披露した。
ミッキーアイルは父ディープインパクト、母スターアイル、母の父ロックオブジブラルタルという血統の安平町・ノーザンファーム生産馬。牡6歳の鹿毛で、半弟は今年のシンザン記念(G3)2着馬タイセイスターリー、祖母アイルドフランスは1999年にアメリカのヒルズバーロウH(G3)、1998年にフランスのミネルヴ賞(G3)を制した。2012年のセレクトセール1歳セッションにおいて、野田みづき氏に79,800,000円(税込価格)で購買された市場取引馬となる。
ミッキーアイルの競走成績はJRA・香港通算20戦8勝、2着4回、3着1回。栗東の音無秀孝厩舎の管理馬として2013年9月にデビュー。2戦目で勝ち上がると、続く、ひいらぎ賞、2014年のシンザン記念(G3)、アーリントンカップ(G3)、NHKマイルカップ(G1)をすべて逃げ切って5連勝を飾り、一気にG1ホースへ上り詰めた。秋にはスワンステークス(G2)に優勝。その後も芝短距離重賞戦線で主役の1頭を演じ、2016年は阪急杯(G3)、マイルチャンピオンシップ(G1)を逃げ切り、JRA賞最優秀短距離馬を受賞した。
ミッキーアイルは1月29日付で競走馬登録を抹消。その3日前の26日に社台スタリオンステーションにスタッドインしたという。
事務局は「急遽、種牡馬入りが決まりました。どこか悪いところがあっての引退ではないので、体調はすこぶる良好です。すでに印刷に入っているため、スタリオンブックへの掲載は間に合いませんでしたが、2月7日に開催する種牡馬展示会では、別刷りのパンフレットを用意する予定です。おかげ様で種牡馬入りの発表があってすぐに多くの配合申し込み、お問い合わせをいただいています。マイルから短距離で見せた強さが評価されているようですね。ディープインパクトの後継争いは熾烈ですが、ミッキーアイルにも頑張ってほしいです」と期待した。種付け料は受胎条件150万円(8月末受胎確認後、9月末まで支払い。フリーリターン特約付帯)と設定された。