ゴールスキーがレックススタッドでスタッドイン
1月15日午前11時過ぎ、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、本年から種牡馬として供用を開始するゴールスキーが、日高町のストームファームホッカイドウからスタッドインした。
ゴールスキーは父ネオユニヴァース、母ニキーヤ、母の父ヌレイエフという安平町追分にある追分ファームの生産馬。牡10歳の黒鹿毛で、半兄には2003年のフェブラリーステークス(G1)、アンタレスステークス(G3)、2002年の東京大賞典(G1)、ダービーグランプリ(G1)、ジャパンダートダービー(G1)などを制して、2002年のJRA賞最優秀ダートホース、NARダートグレード競走最優秀馬、NAR特別表彰馬に選出されたゴールドアリュール、一族には2014年のマーチステークス(G3)優勝馬ソロルがいる。
ゴールスキーの競走成績は43戦8勝。社台レースホースの所有馬で栗東の池江泰郎厩舎の管理馬として2009年12月の2歳新馬戦でデビュー勝ち。2010年のマイルチャンピオンシップ(G1)ではエーシンフォワードの3着に入った。2011年に池江泰寿厩舎へ転厩。2013年にダート路線に転身すると、2014年の根岸ステークス(G3)で、ノーザンリバー、シルクフォーチュン、ブライトライン、アドマイヤロイヤル、テスタマッタ、ドリームバレンチノ、ダノンカモン、アドマイヤサガス、スノードラゴン、セイクリムズン、セレスハント、エーシントップ、ティアップワイルドといった重賞勝ち馬を抑えて重賞初勝利を果たした。2015年秋に南関東・川崎の内田勝義厩舎へ転厩。2016年5月31日付で地方競馬登録を抹消した。
ゴールスキーは九州の熊本県に拠点を置くストームファームコーポレーションの所有で種牡馬入り。スタッドインに立ち会った村山光弘社長は「九州の馬産を盛り上げようと思い、追分ファーム様から種牡馬として譲っていただきました。うちにいるストームキャットやウォーエンブレムの繁殖牝馬などに種付けして熊本で生産するつもりでいます。1頭でも多く種付けしていただけるよう北海道の有名種馬場(レックススタッド)でお世話になることになりました。馬体も良いですし、ゴールスキーは芝でもダートでも走りましたし、半兄にはゴールドアリュールがおりますし、ネオユニヴァースの後継からもヴィクトワールピサやアンライバルドが活躍していますから、血統的にも楽しみにしています」と期待をかけた。本年の種付条件は受胎条件20万円に設定されている。