ダブルスターがアロースタッドにスタッドイン
12月30日午前、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、2017年から新たに種牡馬として供用されるダブルスターが、休養していた新ひだか町静内のグランド牧場からスタッドインした。
ダブルスターは父シニスターミニスター、母ダッシングハニー、母の父アサティスというグランド牧場生産馬。牡8歳の栗毛で、2歳上の半姉は全日本2歳優駿(Jpn1)、兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)、東京盃(Jpn2)、東京スプリント(Jpn3)、クラスターカップ(Jpn3)などのダート短距離交流重賞を勝ち、2009年と2012年にNAR年度代表馬、2012年と2013年にNAR最優秀短距離馬、2011年から2013年まで3年連続でNAR4歳以上最優秀牝馬、2009年にNAR最優秀牝馬とNAR2歳最優秀馬に選ばれたラブミーチャン、おじには2015年のマーチステークス(G3)2着のイッシンドウタイなどがいる。
ダブルスターはグランド牧場のオーナーブリーディングホースとして、2011年6月にホッカイドウ競馬でJRA認定フレッシュチャレンジ競走でデビュー勝ち。同年秋の北海道2歳優駿(Jpn3)4着後に美浦の伊藤圭三厩舎へ移籍した。中央移籍後は5勝をあげたほか、マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)4着、東海ステークス(G2)4着2回などダートで活躍。中央・地方あわせ通算35戦6勝の成績を収めた。
アロースタッドでは「ラストランとなった2016年の名古屋大賞典(Jpn3)4着後に右前脚を故障して引退しました。無事ならば重賞勝ち馬になっていたと思います。ラブーミーチャンの半弟ですから血統的にも楽しみです。当スタッドで種牡馬生活を送っているシニスターミニスターの初めての後継となります。応援よろしくお願いします」と期待した。2017年度の種付条件は、受胎条件20万円(受胎確認後10月末支払い)と発表された。