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ノーザンホースパーク企画「オルフェーヴルに会いに行こう!バスツアー2016 Part2」開催

  • 2016年10月27日
  • ツアーで披露となったオルフェーヴル(牡8歳)
    ツアーで披露となったオルフェーヴル(牡8歳)
  • 参加者は間近で対面が叶った
    参加者は間近で対面が叶った
  • グループでの記念撮影
    グループでの記念撮影
  • 展示中は社台SS事務局・徳武英介さんがわかりやすく解説
    展示中は社台SS事務局・徳武英介さんがわかりやすく解説
  • 定員80名に590名の応募があった
    定員80名に590名の応募があった

 ノーザンホースパークで10月8日、「オルフェーヴルに会いに行こう!バスツアー2016 Part2」が行われた。

 一昨年から始まるツアーで、企画するノーザンホースパークと、オルフェーヴルを繋養する社台スタリオンステーションが連携し、三冠馬オルフェーヴルと対面できる貴重な機会を作っている。

 今回のツアーには定員80名に590名の応募があり、高い倍率を突破した幸運の参加者がノーザンホースパークに集まった。真新しいオルフェーヴル・デザインのブルゾンを着用して歓迎するスタッフとともに、一行はバス2台で社台スタリオンステーションに向かい、午前11時頃に到着。厩舎から主役のオルフェーヴルが登場すると、参加者はじっくりとその姿を目に焼き付けていた。展示中は社台スタリオンステーション事務局の徳武英介さんが進行・解説役を務め、「オルフェーヴルはとにかく運動神経の良い馬です。基本姿勢では、つま先まできれいに4等分されて体重がかかり、前に出る動きはムダがなく、左右にブレず、頭の位置が変わらずにスーッと歩きます。あと、この馬は馬場の硬さ、深さによって走法を変えられます。ダービー(G1)は泥んこ馬場で、凱旋門賞(G1)も重馬場でごぼう抜きしたぐらいですし、パンパンの速い馬場でも相当なタイムで走りました。馬場によって走法を変えられることも、運動神経の良さです。自分自身のバランスや体幹を、自然にコントロールできるので、内村航平選手や白井健三選手のような体操選手をイメージさせる馬だと思います」と、話し、他にも、名馬の血が結集している血統背景や、ファンを魅了するそのキャラクターについて事細かに紹介した。見学中、参加者は写真撮影に夢中になる方や、笑顔が絶えない女性が目立ち、一身に視線を受けるオルフェーヴルも、格好良くファンサービスに努めていた。

 展示後は参加者をグループに分けて記念撮影の場が設けられ、現在はオルフェーヴル、かつては母の父にあたるメジロマックイーンも担当していたスタリオンスタッフ・工藤和司さんが巧みに馬をエスコートし、スムーズに記念撮影を終えた。

 ツアーではオルフェーヴルの展示前後の時間を使って、社台スタリオンステーション繋養種牡馬の一部も特別に登場し、新種牡馬のキズナやエピファネイア、父子で種牡馬生活を送るジャスタウェイとハーツクライ、ロードカナロアとキングカメハメハ、今年、産駒ジュエラーが桜花賞(G1)を制したヴィクトワールピサ、ファンの多さで知られるエイシンフラッシュ、そして、日本を代表するトップサイアー・ディープインパクトが参加者の間近で周回し、毎回ながら豪華な内容となった。

 見学終了後は、バスでノーザンホースパークへ移動。車中ではオルフェーヴルに関するクイズで盛り上がる一幕もあった。その後、K’sガーデンで食事交流会があり、記念写真が配られて解散となった。

 神奈川県から参加した女性は、「このツアーにはずっと応募していたので、今回初めて当選の知らせが届いた時は思わず見直したぐらいです(笑)現役時代から応援しているオルフェーヴルに会えただけでなく、たくさんの名馬にも会えて幸せでした。解説の方のお話もとても面白くて、普段の生活ぶりや、歩き方の違いに気付くことができました」と、感想を話していた。