JRA日本中央競馬会がオータムセール購買馬を日高育成牧場へ引き付け
10月5日、6日、JRA日本中央競馬会は北海道オータムセールで購買した1歳馬2頭を、浦河町西舎にある日高育成牧場へ移動させた。
新ひだか町静内にある北海道市場にて、10月3日から5日にかけて開催され、上場馬660頭のうち474頭が売却され、総売上額1,650,996,000円(税込、以下同)、売却率71.8%、平均価格3,483,113円、中間価格2,700,000円を記録し、開催レコードを更新した北海道市場のオータムセールにおいてJRAは、上場番号393番のレディフェアリーの2015(牝、父ゼンノロブロイ)を4,536,000円で、上場番号479番のコンドルウイングの27(牡、父エスポワールシチー)を7,128,000円で購買。前者は5日に、後者は6日に日高育成牧場へ入厩した。
2頭の入厩で今年のJRA育成馬82頭(牡44頭、牝38頭)が確定。内訳はJRAホームブレッドが8頭(牡6頭、牝2頭)、八戸市場での購買が、総額14,472,000円で3頭(牡2頭、牝1頭)、セレクトセールでの購買が、総額16,200,000円で2頭(牡1頭、牝1頭)、北海道セレクションセールでの購買が、総額107,460,000円で11頭(牡3頭、牝8頭)、九州市場での購買が、総額3,888,000円で牝1頭、北海道サマーセールでの購買が、総額353,484,000円で55頭(牡31頭、牝24頭)、北海道オータムセールでの購買が、総額11,664,000円で2頭(牡1頭、牝1頭)となる。このうち60頭(牡34頭、牝26頭)が日高育成牧場で、22頭(牡10頭、牝12頭)が宮崎県宮崎市にある宮崎育成牧場で管理される。
日高育成牧場の平賀敦場長は「今年はどのせりも会場の雰囲気が例年と違い、とても活発でした。JRAとしてはせり負ける機会が多く苦戦を強いられましたが、最終的に質の良い馬を揃えることができたと思っています。これからはしっかりと育成調教して来年のブリーズアップセールで良い成績を残してせり市場の口火を切りたいですね」と話した。
日高育成牧場のJRA育成馬は、3群に分けられ、すでに第1群は馴致を終え、800mの馬場でキャンターを開始。第2群は10月第3週あたりから騎乗を始め、オータムセールで購買した2頭を含めた第3群は10月下旬から馴致を始めるという。