日本装削蹄協会が護蹄管理技術研修開催
10月6日と7日、公益社団法人日本装削蹄協会(佐藤浩二会長)は、日高町門別にある社台ブルーグラスファームと千歳市にある社台ファームにおいて、「牧場関係者への護蹄管理技術研修」(フットケア・テクニック)を開催した。
この研修はJBBA日本軽種馬協会が行う軽種馬経営高度化指導研修事業の一環。馬を健全に飼育するには、飼料や飼育環境だけでなく、馬体の土台となる蹄の管理も適切に行い、常日頃から馬のそばにいる牧場関係者が足元に注意を払い、早期にトラブルの芽を摘み、予防することが大切であることから、日常的なフットケアに関する知識や技術を習得することを目的に、日高や胆振の牧場関係者を対象に行われた。
研修は前半が座学、後半が実技の2部構成。2つの会場には100人を超える牧場関係者が集まった。
座学では日本装削蹄協会装蹄教育センターの富山拓磨氏が「フットケア・ガイド~健全な蹄を維持するために~」と題して講義。簡易的なフットケアの方法、ケアを必要とする馬の見極め方、肢蹄の健全性を維持するやり方などを説明した。
実技では富山氏のほか、社台ファームの装蹄師が、社台ファームの乗用馬を実際に用いて、アシの保定ややすりの使い方などを牧場関係者に指導した。