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JRA日本中央競馬会がサマーセール購買馬を宮崎育成牧場へ輸送

  • 2016年09月02日
  • マイクロチップ検査を受けるJRA購買馬
    マイクロチップ検査を受けるJRA購買馬
  • 宮崎育成牧場行きの馬運車に乗り込む
    宮崎育成牧場行きの馬運車に乗り込む
  • 北海道市場を出発する3台の馬運車
    北海道市場を出発する3台の馬運車

   9月1日、JRA日本中央競馬会は、北海道サマーセールで購買した1歳馬12頭を、宮崎県宮崎市にある宮崎育成牧場に輸送した。

   新ひだか町静内にある北海道市場で、8月22日から8月26日にかけて開催された北海道市場のサマーセールにおいてJRAは、最高価格16,200,000円(税込、以下同)を含め、55頭(牡31頭、牝24頭)を総額353,484,000円で購買。そのうちの12頭(牡6頭、牝6頭)が宮崎育成牧場で育成調教されることになった。

   当初、宮崎育成牧場への輸送は8月31日を予定していたが、台風の影響で函館~青森間のフェリーが欠航したため、1日順延。そのため日高育成牧場への移動と重なった牧場の3頭は日高育成牧場での積み込みに、それ以外の9頭は北海道市場からの積み込みになった。

   宮崎育成牧場には12頭のほか、JRAホームブレッド2頭とセレクションセールで購買してすでに日高育成牧場に入厩済みだった1頭と合わせ、合計15頭を輸送。3台の馬運車に分乗して北海道市場を出発した。15頭は3日午前中に宮崎育成牧場へ到着予定という。

   購買馬の引き付けに立ち会った宮崎育成牧場の岩本洋平育成係長は「本日はお忙しい中、北海道市場まで集まっていただきありがとうございました。今日積み込んだ馬はJRA育成馬として宮崎育成牧場で調教して、来年のブリーズアップセールを目指します。しっかり育てていきますので今後ともよろしくお願いいたします」と挨拶すると、馬運車に乗り込んで15頭と一緒に宮崎育成牧場へ向かった。