平成28年度装蹄師認定講習会第22期生が北海道研修
7月24日から30日の7日間、栃木県宇都宮市にある公益社団法人日本装削蹄協会(佐藤浩二会長)装蹄教育センターは、平成28年度装蹄師認定講習会第22期生の北海道研修を行った。
北海道研修に参加した第22期生は、青森県、石川県、大阪府、静岡県、東京都、新潟県、北海道、兵庫県出身の18歳から29歳までの11名。全員がJRA日本中央競馬会の職員装蹄師、乗馬の装蹄師、競走馬関係の装蹄師、生産地の装蹄師などを目指している。
11名は装蹄教育センターの職員の引率のもと、7月24日に帯広空港から北海道入り。すぐに帯広競馬場へ向かい、ばんえい競馬の装蹄や競馬場を見学した。
2日目は日高方面へ移動。生産地で活躍する開業装蹄師が講師となり、生産牧場で削蹄実習を行った。3日目はJRA日高育成牧場において、JRA職員装蹄師の指導による削蹄実習、疾病のケア、講義や施設を見学。4日目はNOSAI日高家畜診療センターで「生産地の運動器疾患」、「肢軸矯正の外科処置」をテーマにした講義や施設見学、日本軽種馬協会静内種馬場で「生産地での肢蹄管理と肢軸矯正」についての講義、施設、種牡馬の見学、種牡馬の護蹄管理について学んだ。5日目は開業装蹄師が講師となり削蹄実習、ノースヒルズや北海道市場の見学。6日目は胆振方面へ研修の場を移し、社台スタリオンステーションでは種牡馬を見学、ノーザンファームでは装蹄療法や生産地の護蹄管理について説明を受けた。最終日は社台ファームで装蹄療法、疾病、趾軸異常を研修。7日間、四六時中、文字通り、馬漬け、馬一色の生活を送った。
公益社団法人日本装削蹄協会は、来年4月に始まる平成29年度装蹄師認定講習会受講生を募集中。応募期間は第1回願書受付が8月15日から9月11日(消印有効)まで、第2回願書受付が11月21日から12月18日(消印有効)となっている。募集人数は16名以内。応募資格は平成29年4月1日時点で満18歳以上。講習期間は平成29年4月5日から平成30年3月7日まで(予定)となっている。
受講願書の請求、問い合わせは、公益社団法人日本装削蹄協会装蹄教育センター(〒320-0851 栃木県宇都宮市鶴田町1829-2 ℡028-648-0007 http://sosakutei.jrao.ne.jp/)まで。