馬産地ニュース

平成28年度装蹄師認定講習会第22期生が北海道研修

  • 2016年08月04日
  • 日本軽種馬協会静内種馬場で中西信吾場長から施設の説明を受ける第22期生
    日本軽種馬協会静内種馬場で中西信吾場長から施設の説明を受ける第22期生
  • 生産界のレジェンド・フォーティナイナーを生きる教材に用いて種牡馬の護蹄管理を説明
    生産界のレジェンド・フォーティナイナーを生きる教材に用いて種牡馬の護蹄管理を説明
  • 7日間の研修では第一人者による講義も行われた
    7日間の研修では第一人者による講義も行われた

   7月24日から30日の7日間、栃木県宇都宮市にある公益社団法人日本装削蹄協会(佐藤浩二会長)装蹄教育センターは、平成28年度装蹄師認定講習会第22期生の北海道研修を行った。

   北海道研修に参加した第22期生は、青森県、石川県、大阪府、静岡県、東京都、新潟県、北海道、兵庫県出身の18歳から29歳までの11名。全員がJRA日本中央競馬会の職員装蹄師、乗馬の装蹄師、競走馬関係の装蹄師、生産地の装蹄師などを目指している。

   11名は装蹄教育センターの職員の引率のもと、7月24日に帯広空港から北海道入り。すぐに帯広競馬場へ向かい、ばんえい競馬の装蹄や競馬場を見学した。

   2日目は日高方面へ移動。生産地で活躍する開業装蹄師が講師となり、生産牧場で削蹄実習を行った。3日目はJRA日高育成牧場において、JRA職員装蹄師の指導による削蹄実習、疾病のケア、講義や施設を見学。4日目はNOSAI日高家畜診療センターで「生産地の運動器疾患」、「肢軸矯正の外科処置」をテーマにした講義や施設見学、日本軽種馬協会静内種馬場で「生産地での肢蹄管理と肢軸矯正」についての講義、施設、種牡馬の見学、種牡馬の護蹄管理について学んだ。5日目は開業装蹄師が講師となり削蹄実習、ノースヒルズや北海道市場の見学。6日目は胆振方面へ研修の場を移し、社台スタリオンステーションでは種牡馬を見学、ノーザンファームでは装蹄療法や生産地の護蹄管理について説明を受けた。最終日は社台ファームで装蹄療法、疾病、趾軸異常を研修。7日間、四六時中、文字通り、馬漬け、馬一色の生活を送った。

   公益社団法人日本装削蹄協会は、来年4月に始まる平成29年度装蹄師認定講習会受講生を募集中。応募期間は第1回願書受付が8月15日から9月11日(消印有効)まで、第2回願書受付が11月21日から12月18日(消印有効)となっている。募集人数は16名以内。応募資格は平成29年4月1日時点で満18歳以上。講習期間は平成29年4月5日から平成30年3月7日まで(予定)となっている。
   受講願書の請求、問い合わせは、公益社団法人日本装削蹄協会装蹄教育センター(〒320-0851 栃木県宇都宮市鶴田町1829-2 ℡028-648-0007 http://sosakutei.jrao.ne.jp/)まで。