BTCで育成調教技術者養成研修の体験入学会
7月27日、浦河町西舎にあるBTC軽種馬育成調教センターは、育成調教技術者養成研修の第1回体験入学会を開催した。
この研修は、1年間で牧場において、将来競走馬になる若馬にハミ・鞍の装着や人が騎乗することに馴らし、騎乗による基礎調教を行う、育成調教技術者を養成するもの。1992年に開講して以来、500人近い育成調教技術者を競馬サークルに送り出しており、その中からはJRAの調教師や独立して育成牧場を経営している者もいる。
体験入学会は、育成調教技術者の仕事への理解と、将来の進路の参考としてもらうことを目的に毎年3回実施。今年最初の体験入学会には、北海道のほか、青森県、宮城県、茨城県、埼玉県、神奈川県、三重県、兵庫県、大阪府、愛媛県から、15歳から24歳までの男女11人が参加した。
1年間の寮生活を送るあかしあ寮に集まった参加者に対し、小森智志教官は育成調教技術者の業務、養成システム、卒業生の就労状況などを説明。続いて、今年4月に入講した第34期生の騎乗訓練や教育施設、調教場施設などを見学した。昼食を挟んでからは、研修室でホースシミュレーター実技体験、厩舎作業体験、乗馬体験などで研修の一部を体感し、夕方からはバーベキューを囲んで第34期生との懇親会が行われた。
8月4日の第2回体験入学会は、すでに応募が締め切られ、20人が参加予定。9月9日に行われる第3回体験入学会の応募締め切りは8月26日までとなっている。
来年4月に開講する第35期育成調教技術者養成研修の願書受付は、すでに始まっており、出願締め切りは10月14日必着。体験入学会、育成調教技術者養成研修の詳細は下記までお問い合わせください。
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