馬産地ニュース

セレクトセール1歳が行われる

  • 2016年07月14日
  • 熱気に包まれたセレクトセール2016会場
    熱気に包まれたセレクトセール2016会場
  • 280,800,000円で取引された「オーサムフェザーの2015」(牡、父ディープインパクト)
    280,800,000円で取引された「オーサムフェザーの2015」(牡、父ディープインパクト)
  • 253,800,000円で取引された「シャンパンドーロの2015」(牡、父ディープインパクト)
    253,800,000円で取引された「シャンパンドーロの2015」(牡、父ディープインパクト)
  • JRA日本中央競馬会が購買した「ハンターズマークの2015」(牡、父ノヴェリスト)
    JRA日本中央競馬会が購買した「ハンターズマークの2015」(牡、父ノヴェリスト)

   7月11日、一般社団法人日本競走馬協会(吉田照哉会長代行)が主催するセレクトセール2016の1歳セッションが、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパーク特設会場において行われた。

   247頭(牡159頭、牝88頭)が上場され217頭(牡140頭、牝77頭)が落札され、売却総額は8,781,048,000円(税込、以下同)、売却率は87.9%、平均価格は40,465,658円。売却総額と平均価格は過去最高を記録した。

   開会にあたり主催者を代表して吉田照哉会長代行は「イギリスのEU離脱というニュースがありましたが、おかげ様で昨年より1割ほど多い購買登録をいただいています。日本馬が海外でも通用する時代になり、外国からもたくさんお客様がお見えになり感謝申し上げます。上場馬の28%が重賞勝ち馬のきょうだいか重賞勝ち馬の母親から生まれた馬となり、非常に高レベルな馬を提供できたと思っています。どうぞ皆様よろしくお願いいたします」と挨拶。場内は熱気に溢れ期待感が高まった。

   最高落札馬は上場番号107番の「オーサムフェザーの2015」(牡、父ディープインパクト)の280,800,000円。激しい競り合いの末に(株)KTレーシングにハンマーが落ちた。

   2位は99番の「シャンパンドーロの2015」(牡、父ディープインパクト)の253,800,000円で、購買者は(株)キーファーズ、3位は156番の「ドバイマジェスティの2015」の237,600,000円で、購買者は(株)ダノックス。アジアエクスプレスの全弟になる61番の「ランニングボブキャッツの2015」(牡、父ヘニーヒューズ)は151,200,000円で金子真人ホールディングス(株)が落札した。また、JRA日本中央競馬会は2頭を購買した。

   1億円以上での取引は1歳セッション最多の14頭。内訳はディープインパクト産駒が10頭、ハーツクライ産駒が2頭、ヘニーヒューズ産駒とキングカメハメハ産駒が1頭だった。

   セール終了後吉田勝己理事は「経済が良くないので今年は悪くなると予想していましたから、驚いています。すごいとしか言いようがないですね。世界一のセールですね。お客様に感謝申し上げます。明日の当歳も活発になれば」とコメントした。

   せりの詳細な結果については、こちらをご覧ください。

      (http://www.jbis.or.jp/seri/2016/11H1/)