リアルインパクトがオーストラリアへシャトル
7月10日、安平町早来にある社台スタリオンステーションで種牡馬として繋養されていたリアルインパクト(牡8歳)が、オーストラリアでシャトル種牡馬となるため、千葉県富里市にある千葉県両総馬匹農業協同組合軽種馬輸出指定検疫場へ出発した。
リアルインパクトは父ディープインパクト、母トキオリアリティー、母の父メドウレイクという血統。半兄に2007年のオーシャンS(Jpn3)などを制したアイルラヴァゲインがいる安平町のノーザンファーム生産馬で、ディープインパクトのファーストクロップの1頭となる。
リアルインパクトの競走成績は30戦5勝。3歳時の2011年には、古馬を退けて安田記念(G1)に優勝。2013年、2014年には阪神C(G2)連覇を成し遂げたほか、昨年にはオーストラリアへ遠征し、ジョージライダーS(G1)を制した。
今年から父と同じ社台スタリオンステーションで種牡馬入り。退厩直前まで一般見学用の放牧地に放され、ファンに元気な姿を披露していた。
検疫終了後の7月25日に成田国際空港から出発。メルボルンで着地検疫を受ける。オーストラリアでの繋養先は、スニッツェル、アニマルキングダム、リダウツチョイスなどと同じ、アローフィールドスタッドになる。着地検疫解放後にアローフィールドスタッドへ移動し、8月中旬に予定されているスタリオンパレードで、オーストラリアのホースマンらにお披露目される。
オーストラリアでの種付け料は19,250A$(約1,470,000円)。オーストラリアのG1レース優勝馬だけあって知名度も高く、現地でも多くの配合申し込みが寄せられているという。