馬産地ニュース

オグリキャップの七回忌法要が営まれる

  • 2016年07月04日
  • 優駿メモリアルパークで営まれたオグリキャップの七回忌法要
    優駿メモリアルパークで営まれたオグリキャップの七回忌法要
  • 七回忌法要にはオーナー関係者など約100名が参列した
    七回忌法要にはオーナー関係者など約100名が参列した
  • 献花台は全国のファンからの供花で溢れた
    献花台は全国のファンからの供花で溢れた
  • 挨拶する須崎孝治(株)優駿代表取締役
    挨拶する須崎孝治(株)優駿代表取締役
  • 白く光り輝くオグリキャップのブロンズ像
    白く光り輝くオグリキャップのブロンズ像

   7月3日、新冠町朝日にある優駿メモリアルパークにおいて、オグリキャップの七回忌法要が執り行われた。

   七回忌法要にはオグリキャップの初代馬主だった故小栗孝一オーナー関係者、生産者の稲葉牧場関係者、種牡馬生活を送った優駿スタリオンステーション関係者をはじめ、全国各地から駆けつけたファンなど約100名が参列。墓碑横に設けられた献花台には全国のファンからの供花で埋め尽くされた。

   馬頭観世音前の祭壇で行われた七回忌法要では、新冠町北星町の法泉寺住職が読経を唱えてオグリキャップを供養。参列者は焼香してオグリキャップの功績を讃えるとともに、生前を偲んだ。

   須崎孝治(株)優駿代表取締役は、「本日は、ご多忙中にもかかわらず、遠方より駆けつけてくださいました小栗秀子さんをはじめとしたご家族の皆様、生産者の稲葉牧場の皆様、遠路から来てくださった多数のファンの皆様にお礼申し上げます。また、法要に際しまして、多くのお花や供物をいただきまして本当にありがとうございます。オグリキャップも草葉の陰から、大変よろこんでいるものと思います。オグリキャップは昨年、生誕30周年ということでJRAではいろいろなイベントを組んでくださいました。亡くなって早7年という歳月が経ちましたけれど、忘れられない永遠のスターであります。皆様の心の中にオグリキャップの競馬は、強く、長く、心の中に残っているものでしょう。七回忌法要が無事に終えられたのも、多くの関係者やファンに支えられたからこそと、改めて感謝申し上げます」と挨拶した。

   1980年代後半から90年代前半にかけて競馬ブームを巻き起こし、「白い怪物」と称されたオグリキャップは、2010年7月3日に右後肢を骨折したため25歳で死亡。オグリキャップが眠る優駿メモリアルパークの墓碑横には、白く輝くオグリキャップのブロンズ像が建立されているほか、隣接する優駿記念館には、オグリキャップの所縁の品々やファンからのメッセージなどが展示されている。