JRA日高育成牧場で場内見学バスツアー

2016年07月04日
ポスト

JRA日高育成牧場で始まった場内見学バスツアー
今年生まれたサラブレッド親子と対面
特別企画のフリーダムホースショー
白い歯を見せて挨拶するポニーのテリー
見晴台からの絶景

7月1日、浦河町西舎にあるJRA日本中央競馬会の軽種馬育成総合施設、JRA日高育成牧場は、今年最初の場内見学バスツアーを実施した。

JRA日高育成牧場は1965年に開場し、今年で51年目。馬産地にあるJRAの施設として、｢若馬の育成｣、｢強い馬づくりの調査･研究｣、｢調教場の管理･運営｣、｢草地の管理｣、｢人と馬のふれあいを深める｣といった業務を行っている。

場内見学バスツアーは馬事普及の一環として、札幌ドーム280個分(約1,500ha)を誇る敷地内にある広大な草原を利用したグラス(芝)馬場や坂路グラス馬場、世界でも類を見ない全長1,000mの屋内直線馬場をはじめとした競走馬の調教施設を紹介するもの。2004年から毎年、7月から10月の間に行われており、昨年は35回のツアーで全国から400名を超える競馬ファンや地域住民、観光客が参加したという。

今年第1回目のツアーには道内外から競馬ファンらが参加。事務所前に集合した参加者は専用バスに乗り込みツアーがスタートした。バス車内では車窓の景色を楽しみながら、JRA日高育成牧場の主な業務、施設の概要などがガイドされた。

最初の目的地、繁殖厩舎に到着すると、今年の春に誕生したサラブレッドの親子と対面。参加者はおとなしくするとねっこにそっと手を伸ばし、優しく愛撫しながら馬とのふれあいを楽しんだ。

また、この日の特別企画では、フリーダムホースショーが行われ、サラブレッドより遥かに小さい身体をしたポニーのテリー君(13歳)が演技調教師の工藤将孝さんと息のあった演技を披露。人馬の信頼関係を基本とした、難易度の高い巧みの技を幾度となく繰り出すと、大きな拍手が沸き起こった。

バスツアーでは時期により特別企画として｢フリーダムホースショー｣のほか、｢体験乗馬｣、｢研究業務紹介｣、｢造鉄･装蹄実演｣、｢ブレーキング見学｣を用意。｢今年の夏は日高育成牧場で北海道の雄大な大自然を思う存分満喫しませんか｣とツアー参加を呼びかけている。

JRA日高育成牧場見学バスツアーは下記の通り。
【イベント日時】

7月～9月:毎週水曜日･金曜日

*本年は7月23日、8月6日、27日、9月3日の土曜日も実施いたします。

10月:毎週水曜日

10:30～12:00(参加無料)

【集合場所】

当日、当場事務所前に10:20までにお集まりください。

*予約は特に必要ありませんが、定員制ですので事前予約をおすすめ致します。