浦河で第2回北海道地区産地馬体検査
6月14日、JRA日本中央競馬会は浦河町西舎にある日高育成総合施設軽種馬育成調教場において、平成28年度産地馬体検査(第2回北海道地区)を実施した。
JRAでは来年の日本ダービー(G1)を夢見て、6月4日から2歳戦がスタート。6月18日からは開設120周年を迎えた函館競馬場で夏の北海道シリーズが開幕する。
産地馬体検査は、夏競馬でのデビューをスムーズに行うためのもの。検査を通り、競走馬登録を終えた2歳馬は、開催中の競馬場へ直接入厩することが可能になる。
この日は第1回の4月に続き、今年2回目の北海道地区の検査の初日。浦河町や新ひだか町の育成牧場でデビューへ向け調教を重ねている2歳馬36頭が受検した。
36頭の中には、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルで繁殖登録された種牡馬の初年度産駒が、本年2歳を迎えるファーストクロップサイアー25頭のなかで、JRA初勝利第1号となったジョーカプチーノの産駒や、そのジョーカプチーノの全弟になる申請馬名ジョーカトゥーラという、まさに旬の血統も検査場に来場。ほかにもファーストクロップサイアーでは、2頭目のJRA初勝利となったストリートセンス、地方競馬で勝利をあげているサマーバードやトランセンド、関係者の期待が大きいキングズベスト、ディープブリランテの産駒のほか、大種牡馬の名をほしいままにするディープインパクトの産駒も3頭ほど姿を見せた。
第2回北海道地区の産地馬体検査は14、15日の2日間で実施。15日は新ひだか町静内にある日本軽種馬協会北海道市場で行われ、こちらでは今年の皐月賞馬ディーマジェスティの全弟、ハタノヴァンクールの半妹など60頭ほどが受検を予定している。