コスモバルクが門別競馬場に来場
5月3日、ホッカイドウ競馬所属馬として中央競馬や海外のビッグレースを制覇したコスモバルク(牡15歳)が、ホッカイドウ競馬が開催されている日高町富川にある門別競馬場に来場し、ファンに元気な姿を披露した。
コスモバルクは父ザグレブ、母イセノトウショウ、母の父トウショウボーイという血統で、新ひだか町三石の加野牧場生産馬。ホッカイドウ競馬の認定厩舎制度の適用を受けた認定馬として田部和則厩舎に所属し、2歳から8歳まで現役生活を送り、通算48戦10勝の成績を残した。2003年にはラジオたんぱ杯2歳S(G3)などを制しNAR2歳最優秀馬に、2004年には弥生賞(G2)、セントライト記念(G2)、北海優駿に優勝したほか、ジャパンC(G1)2着、皐月賞(G1)2着となり、NAR年度代表馬とNAR最優秀ターフ馬と特別賞に、2006年にはシンガポール国際C(G1)に優勝、オールカマー(G2)2着、ジャパンC(G1)4着になりNAR最優秀ターフ馬に、2007年にはOROCに優勝、シンガポール国際C(G1)2着、天皇賞(秋)(G1)5着になりNAR最優秀ターフ馬に、2010年にはNAR特別表彰馬に選出されるなど、「ホッカイドウ競馬の星」、「ホッカイドウ競馬の英雄」、「ホッカイドウ競馬のレジェンド」として語り継がれている。
現役引退後のコスモバルクは、新冠町明和にあるビッグレッドファームで功労馬として生活。門別競馬場に来場するのは2010年の引退式以来6年連続6回目となる。
「コスモバルク号がやってくる!記念撮影会&調教用ゼッケンプレゼント」と銘打ったイベントで、パドック登場したコスモバルクは、ファンクラブから贈られた馬服を着用して悠然と周回。トークショーでは、馬産地ライターの村本浩平さんが現役時代の思い出や引退後の様子を語った。トークショーの後は、先着50名がコスモバルクと記念撮影をしたほか、50名の中から抽選で2名にコスモバルクが現役時代に使用していた調教ゼッケンがプレゼントされた。