辻牧場にグロリアスノアがスタッドイン
浦河町東幌別にある辻牧場に、今シーズンからグロリアスノア(牡10歳)がスタッドインした。
グロリアスノアは父プリサイスエンド、母ラヴロバリー母の父ジェイドロバリーという血統。浦河町荻伏の鮫川牧場生産馬で、近親には函館2歳ステークス(G3)2着のトーホウアスカなどがいる。
2008年11月のメイクデビュー東京でデビュー勝ち。3歳になり500万下の条件戦で2勝目をあげると、重賞初挑戦となった2009年のユニコーンステークス(G3)では、シルクメビウスの2着に健闘した。秋になり、エニフステークスで古馬を撃破すると、続く2010年の根岸ステークス(G3)では、サマーウインド、オーロマイスター、スーニ、ミリオンディスク、セイクリムズン、ワイルドワンダー、セレスハントなどのダートの重賞ウイナーを退けて重賞初制覇。秋には武蔵野ステークス(G3)で2つ目の重賞タイトルを手にした。同年のジャパンカップダート(G1)は、トランセンドのクビ差2着に惜敗。その後、長い休養に入り、2013年のプロキオンステークス(G3)で復帰するも再び長期離脱。今年1月、2年6か月ぶりに出走したポルックスステークスがラストレースになった。通算成績は16戦5勝。
1月14日付で競走馬登録を抹消し、一度は乗馬への転用が発表されたが、オーナーサイドの意向で一転して種牡馬入りが決定。辻牧場に繋養し、種付けは町内のイーストスタッドで行う。
種付料は受胎条件20万円。事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーは「2月下旬に辻牧場に移動してきました。プリサイスエンドの後継種牡馬として期待しています」と話している。