浦河で第1回北海道地区産地馬体検査
4月12日、JRA日本中央競馬会は浦河町西舎にある日高育成総合施設軽種馬育成調教場において、平成28年度産地馬体検査(第1回北海道地区)を実施した。
産地馬体検査は、JRAの職員が産地へ足を運んで、マイクロチップ検査や特徴検査を行うもの。無事に検査をパスすると、競走馬として登録される。主に今年の夏季競馬でデビューを予定している2歳馬を対象にしており、産地馬体検査で競走馬登録された馬は、育成牧場から直接、札幌や函館の競馬場への入厩が可能になる。
この日の検査は、第1回北海道地区の初日。日頃から軽種馬育成調教センターを利用している2歳馬が中心になった。
受検馬は75頭ほど。2011年のNHKマイルC(G1)、2010年の朝日杯フューチュリティS(G1)などを制したグランプリボスの半妹で、キングズベストの本邦初年度産駒となる申請馬名リージェンツパークも元気な姿を見せた。G1ホースの半妹を預かり、育成調教する内田ステーブルの内田裕也社長は「調教ではとても良い動きをします。デビューが楽しみです」と期待を寄せていた。
ほか、2歳新種牡馬では、日本軽種馬協会が所有し、2歳世代が唯一の本邦産駒となるサマーバード、2012年の日本ダービー馬ディープブリランテ、ルーラーシップ、ストリートセンス、オウケンブルースリ、スマートファルコン、キモンノカシワ、アーネストリー、フリオーソの産駒も登場した。
第1回北海道地区の産地馬体検査は、13日に新ひだか町静内の日本軽種馬協会北海道市場、14日、15日は安平町早来の北海道ホルスタイン協会家畜市場を会場に、合計4日間に渡り行われる。今回の検査を済ませた馬は、4月27日に競走馬登録される。