門別競馬場馬場等LED照明工事竣工式が行われる
4月5日夜、日高町門別にある門別競馬場において、門別競馬場馬場等LED照明工事竣工式が行われた。
門別競馬場は、昨年11月16日から今年の3月31日にかけ、内回りコースに照明塔4基を新設したほか、既設41基の外回りコース及びパドック等の照明16基をLEDに交換。消費電力を大幅に削減し、ランニングコストの低減を図った。
竣工式には、ホッカイドウ競馬を運営する北海道軽種馬振興公社の笠原鉄也専務理事や職員、ホッカイドウ競馬を主催する北海道農政部競馬事業室の大野克之室長、北海道馬主会の中村吉隆会長、北海道調騎会の桧森邦夫会長、同騎手部会の五十嵐冬樹会長ら競馬関係者、施工・監理した株式会社プライムの木原廣代表取締役、株式会社Giga Tera Japanの季承哲代表取締役社長、株式会社新興電機の長居順一代表取締役社長、NSSB建材株式会社の高比良真北海道支店長ら工事関係者が出席。富川神社の高橋秀徳宮司による、修祓、降神、献饌、祝詞奏上、切麻散米、玉串奉奠、撤饌、昇神が行われ、施設が無事に竣工したことに対し、感謝の意を表した。
続く、点灯式では笠原専務理事が「新年度早々、ご多忙の中、このような行事にご臨席賜りありがとうございます。おかげさまで、競馬場内回り、外回り、そして関係の施設のLED化が無事終了することができました。多くの関わった企業の関係者の尽力に、改めて感謝申し上げます。今年から内回りコースの1500m、1600mのナイター実施が可能になります。さらに外側もすべてLED化になるということで、照明の色合い等々、われわれも期待するところであります。全国の地方競馬は非常に発売が好調です。ホッカイドウ競馬は4月20日から開幕いたしますが、競走馬の調教もピークを迎え、順調に進んでいます。なんとか公社一丸となって20日の開幕を迎えたいとおもいます」とあいさつ。大野室長と中村会長が照明塔のスイッチを押すと、内回り、外回りコースの照明がいっせいに点灯し、明るくなった競馬場に歓喜の声が響き渡った。
新たな照明塔は、白色LEDと黄色LEDを使用しているため、調光が可能。調光は独自の技術により、パソコンから無線で指示を送る。色の組み合わせで何種類もの照明ができるので、霧が発生した際にも従来の照明より、見えにくくならない効果が期待されているという。