門別競馬場で第2回競走能力・発走調教検査が行われる
3月24日、日高町門別の門別競馬場において、今年2回目となる競走能力・発走調教検査が行われた。
晴れ、良馬場のコンディションで行われた検査には、59頭の2歳馬が受検。4~6頭立ての11レースに分けて実施され、58頭が合格通知を手にした。
この日の3レースにはディープインパクト産駒のエイシンウルル(牝2歳、田中淳司厩舎)が出走。馬体重が394kgと小柄ながらも、スタートから好ダッシュで先手を奪うと、軽快なフットワークでリードを広げて先頭でゴール。走破タイムは51.3秒(800m)だった。
母エーシンヴァーゴウ(父ファルブラヴ)は2011年にセントウルステークス(G2)、アイビスサマーダッシュ(G3)を制して、2011サマースプリントシリーズチャンピオンに輝いた快速馬。母譲りのスピードを見せ付けた。
ディープインパクト産駒が開幕前の検査を受けるのは今回が初めて。ディープインパクト産駒は過去にホッカイドウ競馬で2頭がデビューしているが、ともに一度中央に登録され、未出走で抹消された後でのデビューだった。
また、この日、一番時計をマークしたのは2歳新種牡馬スマートファルコン産駒のラブミーファルコン(牝、角川秀樹厩舎)。父を髣髴させるスピードで他馬を圧倒し50.4秒のタイムで疾走した。
ほかにも2歳世代が国内唯一、最初で最後の産駒となるサマーバード産駒のレゲウーマン(牝)が10レースに出走し、50.9秒のタイムで1位入線したほか、ディープブリランテ、オウケンブルースリ、ストリートセンス、スズカコーズウェイといった2歳新種牡馬産駒も姿を見せた。