イーストスタッド種牡馬展示会開催
2月12日、浦河町西幌別にある農事組合法人イーストスタッドで種牡馬展示会が開催された。当日は穏やかな陽気に誘われ、胆振・日高全域から300人を超える牧場関係者が足を運び、お目当ての種牡馬に熱い視線を送った。
イーストスタッドでは昨年に続き2年連続で海外から新種牡馬の導入に成功。次世代を担う種牡馬として早くから注目をされてきた。展示会開催にあたり役員を代表して谷川貴英氏が挨拶。「昨年導入したダンカークはおかげさまで150頭の繁殖を集めることができ、皆様に感謝申し上げます。今年は2年続けて新種牡馬マジェスティックウォリアーを導入することができ、すでに50頭近い余勢配合の申し込みをいただいております。こちらも150頭ほどの配合を見込んでいます。皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます」と、集まった牧場関係者にイーストスタッド繋養種牡馬の利用を呼びかけた。
この日は16頭の繋養種牡馬を展示。最初は新種牡馬のマジェスティックウォリアー(牡11歳)が登場した。日本ではすでに2014年、2015年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)連覇のほか、2014年、2015年のプロキオンS(G3)、2013年のユニコーンS(G3)と重賞5勝をあげ、2月21日のフェブラリーS(G1)でも最有力候補の1頭にあげられるベストウォーリアの父として有名だ。展示中は測尺やエーピーインディに遡る父系、非のうちどころのない母系、華麗な競走成績、優秀な種牡馬成績といったプロフィールを紹介。初めて実馬を見るという生産者は「歩様に狂いはなく馬体も立派で素晴らしいし、賢そうな良い顔をしている。日本でも結果を残していますし、本当に良い種牡馬ですね」と何度も何度も大きく頷いていた。種付料は受胎条件200万円となっている。
2頭目は昨年末で閉鎖された日高スタリオンステーションから移動してきた新入厩のゴールドヘイロー(牡19歳)を展示。3頭目から今春本邦初年度産駒が誕生するダンカーク(牡10歳)、トゥザグローリー(牡9歳)、クレスコグランド(牡8歳)が元気な姿を見せたほか、本年初産駒がデビューするオウケンブルースリ(牡11歳)、昨年グレードレースサイアーの仲間入りを果たし、改めて評価が高まっているストーミングホーム(牡18歳)、メイショウサムソン(牡13歳)、ディープスカイ(牡11歳)にも視線が集まった。