ニホンピロアワーズがレックススタッドにスタッドイン
1月7日午後3時過ぎ、新ひだか町静内にあるレックススタッドに、本年から種牡馬生活を送るニホンピロアワーズ(牡9歳)がスタッドインした。1月7日付で競走馬登録が抹消されたニホンピロアワーズは、所属していた大橋勇樹厩舎がある滋賀県の栗東トレーニングセンターから馬運車に揺られて到着。馬運車から降りると長旅の疲れを見せることなく元気な姿を関係者に披露した。
ニホンピロアワーズは父ホワイトマズル、母ニホンピロルピナス、母の父アドマイヤベガという血統。新ひだか町静内にある片岡牧場の生産馬で、一族には名種牡馬として一時代を築き昨年暮れに死亡したフジキセキ、2014年のオーバルスプリント(Jpn3)を制したキョウエイアシュラ、2015年の府中牝馬S(G3)を制したノボリディアーナ、2002年のクイーンC(G3)を制したシャイニンルビー、1996年のマーメイドS(G3)を制したシャイニンレーサーなどがいる。
ニホンピロアワーズの競走成績は42戦13勝。2011年の名古屋グランプリ(Jpn2)で重賞初制覇。2012年になると名古屋大賞典(Jpn3)、白山大賞典(Jpn3)、ジャパンCダート(G1)を制してJRA賞最優秀ダートホースに輝いた。その後も2013年の平安S(G3)、2014年の東海S(G2)、ダイオライト記念(Jpn2)に優勝。重賞初出走となった2011年の白山大賞典(Jpn3)からラストランとなった2015年の名古屋グランプリ(Jpn2)まで31戦連続して重賞レースに出走し、ダート交流重賞戦線の常連として息の長い活躍を続けた。
(株)レックスでは「ニホンピロアワーズはジャパンCダート(G1)を含めてダート重賞7勝を記録した一流馬です。当スタリオンに繋養しているホワイトマズルの後継として活躍馬を送り出してほしいですね」と期待していた。