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ダノンバラードがレックススタッドに移動

  • 2015年12月24日
  • 来年からレックススタッドで種牡馬生活を送ることになったダノンバラード
    来年からレックススタッドで種牡馬生活を送ることになったダノンバラード
  • 今年いっぱいで閉鎖される日高スタリオンステーションから移動してきた
    今年いっぱいで閉鎖される日高スタリオンステーションから移動してきた
  • 雄大な馬体を披露するディープインパクト産駒最初の重賞勝ち馬
    雄大な馬体を披露するディープインパクト産駒最初の重賞勝ち馬

 12月23日午前10時頃、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、2015年で閉鎖される浦河町の日高スタリオンステーションから、ダノンバラード(牡7歳)が移動した。

 ダノンバラードは父ディープインパクト、母レディバラード、母の父アンブライドルドという血統。新ひだか町三石のケイアイファームの生産馬。母は2002年のTCK女王盃(G3)、2001年のクイーン賞(G3)優勝馬で、いとこには2010年のダイオライト記念(Jpn2)優勝馬のフサイチセブン、一族には2013年、2014年のヴィクトリアマイル(G1)を連覇したヴィルシーナ、2010年のNHKマイルC(G1)優勝馬のダノンシャンティなどがいる。ディープインパクトの初年度産駒になる。

 ダノンバラードの競走成績は26戦5勝2着3回3着7回。2010年10月の2歳新馬戦「メイクデビュー京都」で初勝利を飾ると、3戦目のラジオNIKKEI杯2歳S(G3)で重賞初勝利をあげた。この勝利はディープインパクト産駒にとって最初の重賞勝利になった。2011年の皐月賞(G1)はオルフェーヴルの3着。古馬になっても活躍を続け、2013年のAJCC(G2)で重賞2勝目をあげた。

 2014年4月に現役を引退して、2015年から種牡馬として供用開始。2015年は41頭の種付頭数を記録した。

 (株)レックスでは「ディープインパクトの産駒にしては大型馬で迫力を感じますね。来年からディープインパクトの後継種牡馬が一気に増えて種牡馬の競争も激しくなりますが、競走成績、馬体、母系も優秀ですから良い産駒を出してくれると思います。まずは新しい環境に慣らして来年の種付けシーズンに備えたいと思います。皆様、応援よろしくお願いいたします」と話していた。