馬産地ニュース

シンボリクリスエスがブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動

  • 2015年12月04日
  • ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動したシンボリクリスエス
    ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動したシンボリクリスエス
  • 現役時代は2年連続JRA賞年度代表馬を受賞
    現役時代は2年連続JRA賞年度代表馬を受賞
  • 新天地でますますの活躍が期待されている
    新天地でますますの活躍が期待されている

 12月1日、2004年から安平町早来の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っていたシンボリクリスエス(牡16歳)が、日高町門別のブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動した。

 シンボリクリスエスは父クリスエス、母ティーケイ、母の父ゴールドマリディアンという血統の黒鹿毛のアメリカ産馬。母はアメリカのマーサワシントンS(G3)勝ち馬で、半弟にはピサノデイラニがいる。

 シンボリクリスエスの競走成績は15戦8勝。2002年の3歳時に青葉賞(G2)で重賞初勝利をあげると日本ダービー(G1)で2着に入り、秋には神戸新聞杯(G2)、天皇賞(秋)(G1)、有馬記念(G1)に優勝。2003年の4歳時には天皇賞(秋)(G1)と有馬記念(G1)を連覇し、2002年と2003年に史上4頭目となる2年連続でのJRA賞年度代表馬に選出されたほか、2002年にはJRA賞最優秀3歳牡馬、2003年にはJRA賞最優秀4歳以上牡馬のタイトルも手にした。

 種牡馬入りしてからの成績も文句のつけようがなく、2013年の菊花賞(G1)、2014年のジャパンC(G1)を制したエピファネイア、2012年の安田記念(G1)を日本レコードで制したストロングリターン、2011年の朝日杯フューチュリティS(G1)を制してJRA賞最優秀2歳牡馬に輝いたアルフレード、2009年のフェブラリーS(G1)、東京大賞典(Jpn1)、2008年のジャパンダートダービー(Jpn1)を制したサクセスブロッケンを代表に、数多くの活躍馬を送り出している。

 名種牡馬として誉れ高いシンボリクリスエスの仲間入りに、事務局の(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブは「シンボリクリスエスは15戦8勝2着2回3着4回とほぼパーフェクトな成績を残し、秋の天皇賞と暮れの有馬記念連覇を成し遂げた名競走馬で、種牡馬としても多数の重賞勝ち馬を輩出している名種牡馬です。このような実績ある名馬を迎え、身に余る光栄と感激しています。来年のデビューを控える1歳世代も110頭ほどが血統登録を済ませていますから、まだまだトップホースを送り出す可能性を秘めています。来年17歳になるとは思えないほど馬体も若々しく元気いっぱいです。これからもトップ種牡馬の1頭としてますますの活躍を期待しています」と話していた。

 来年の種付料は受胎条件150万円、出生条件200万円に設定された。