平成27年度ホッカイドウ競馬開催終了
平成27年度のホッカイドウ競馬は、11月12日をもって15開催80日間の全日程を終了した。
10月8日に台風の影響により9競走取り止め、濃霧の影響による5競走の中止があったものの、発売総額は前年比107.6%となる169億13万円を記録した。出走頭数は8,689頭で前年より100頭程度少なく、競走数は905と前年より5レース減少した。門別競馬場への入場人員は279,982人で、こちらも前年比99.9%となり、わずかに減少した。
最終日の門別競馬場は「2015グランシャリオナイター7th Dream ファイナルデー」と銘打った数々のファン感謝イベントが行われ、暖かな日差しの中、開門から多くの来場者が訪れた。この日の入場者は昨年より300人ほど多い1,540人。富川産原木なめこ汁、北海道産の新米おにぎりや甘酒などが無料で振舞われ、「ひだか特産市」では地元日高町のほか平取町地域おこし協力隊、みついし農協(新ひだか町)、日高振興局(浦河町)などが出店。各地区自慢の特産品を大きな声でピーアールしながら販売し、お祭りムードを盛り上げた。
「ご当地グルメ屋台」ではししゃも寿司や日高産の野菜を使ったあんかけ焼きそば、ピザなどを販売。なかでも、地元富川高校の生徒が発案し、苗植えからはじめたという食用ホオズキのパウンドケーキとタルト(限定80個)は好評を博し、1時間ほどで完売した。
また、コスモバルクの調教用ゼッケンや今季の重賞競走で実際使用したゼッケン、その他騎手のサイン入り競馬グッズが当たるプレゼント抽選会を実施。とねっこ広場は常に賑わいを見せていた。
全レース終了後に行われたジョッキーとファンの交流イベント「グランシャリオ・フェアウェルパーティ」では、ホッカイドウ競馬所属騎手全員と、兵庫の川原正一騎手、高知の別府真衣騎手も参加。道営記念の興奮もそのままに大勢のファンが残り、お目当てのジョッキーと写真を撮ったりサインをもらったりと楽しい時間を過ごしていた。その後は今季リーディングジョッキーに輝いた五十嵐冬樹騎手の表彰、櫻井拓章騎手部会長からの感謝の挨拶で締めくくられた。