馬産地ニュース

ゼンノロブロイがブリーダース・スタリオン・ステーションに移動

  • 2015年11月10日
  • ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動してきたゼンノロブロイ
    ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動してきたゼンノロブロイ
  • 放牧地を自由に出入りできる馬房へ入った
    放牧地を自由に出入りできる馬房へ入った
  • 新天地でさらなる活躍が期待されている
    新天地でさらなる活躍が期待されている

 11月8日午前9時30分頃、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っていたゼンノロブロイ(牡15歳)が、日高町富川東のブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動した。来年からは新たな繋養先で種牡馬生活を続ける。

 ゼンノロブロイは父サンデーサイレンス、母ローミンレイチェル、母の父マイニングという血統の白老町社台にある白老ファーム生産馬。2000年のセレクトセール当歳セッションにおいて、94,500,000円(税込)で落札された市場取引馬となる。

 ゼンノロブロイの競走成績はJRAと海外を合わせ20戦7勝。2003年の3歳時には青葉賞(G2)と神戸新聞杯(G2)を制して日本ダービー(G1)は2着。翌2004年の秋には天皇賞(秋)(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)とG13連勝を果たし、JRA賞年度代表馬と最優秀4歳以上牡馬をW受賞した。

 2006年に種牡馬入りし、2006年秋にはニュージーランドへ、2007年秋にはオーストラリアへシャトル。初年度産駒から2010年のオークス(G1)優勝馬のサンテミリオン、2010年のジャパンダートダービー(Jpn1)優勝馬のマグニフィカ、2011年のアルゼンチン共和国杯(G2)や2012年の京都記念(G2)に優勝したトレイルブレイザー、2010年の青葉賞(G2)に優勝したペルーサ、2010年のフェアリーS(G3)や2013年の新潟記念(G3)に優勝したコスモネモシン、2010年のローズS(G2)に優勝したアニメイトバイオを送り出した。今年は神戸新聞杯(G2)を制して菊花賞(G1)でも1番人気に支持されたリアファル、バウンスシャッセ(中山牝馬S(G3))、アズマシャトル(小倉記念(G3))などの産駒が重賞を制覇している。

 事務局の(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブでは「競走成績はもちろんのこと、種牡馬としても数多くの重賞勝ち馬を送る実績あるトップサイアーをラインナップに加えることができ喜びを感じると同時に関係各位に感謝申し上げます。JRAリーディングサイアー総合7位と上位にランクしていますし、産駒のますますの活躍を期待したいですね」と話していた。