グランシュヴァリエがイーストスタッドにスタッドイン
11月6日午後1時、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに、来年から種牡馬生活をスタートさせるグランシュヴァリエ(牡10歳)がスタッドインした。10月27日付で地方競馬登録を抹消し、10月31日に所属した高知競馬場で引退式を行い、ファンに最後の別れを告げたグランシュヴァリエは馬運車に揺られ到着。さっそく用意された馬房へ入り、新生活へ向けての準備に入った。
グランシュヴァリエは父タヤスツヨシ、母ラストキッス、母の父マルゼンスキーという新冠町の川上悦夫牧場生産馬。母はJRA3勝馬で、一族には1980年の日本ダービー馬オペックホース、1973年の毎日王冠などを制したタクマオー、1974年のクイーンCを制したレスターホース、1975年のクイーンCを制したヨネミノル、1988年の函館3歳S(G3)を制したサザンビーナスがいる。
グランシュヴァリエの競走成績は中央・地方合わせ74戦17勝。2008年2月に美浦の藤沢辰雄厩舎からデビューし、新馬勝ち。JRAで3勝をあげたあと、高知競馬の雑賀正光厩舎へ転入した。高知移籍後は2012年、2013年の高知県知事賞、2012年のファイナルグランプリ、2013年の二十四万石賞に優勝。他地区へも積極的に参戦し、2010年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)3着、2011年のJBCクラシック(Jpn1)4着、2013年の浦和記念(Jpn2)4着、2011年のマーキュリーC(Jpn3)4着など、地方競馬の代表としてダートグレード競走で活躍を続けた。
事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーでは、「グランシュヴァリエはファンが多く、高知競馬の枠を超えて全国の競馬場のダートグレード競走で頑張りましたので、オーナーの個人所有で種牡馬入りすることになりました。本馬同様、高知競馬で走る産駒もいると思います。そのときは応援よろしくお願いします」と話していた。