馬産地ニュース

胆振輸出検疫施設に韓国輸出馬が入厩

  • 2015年10月20日
  • 日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設に到着した繁殖牝馬
    日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設に到着した繁殖牝馬
  • 胆振や日高から輸送してきた馬運車
    胆振や日高から輸送してきた馬運車
  • 検疫厩舎へ入厩後に出国検査を受けた
    検疫厩舎へ入厩後に出国検査を受けた

 10月18日、白老町社台にある日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設に、韓国へ輸出される8頭が入厩した。8頭は検疫終了後の10月26日夜に出発。陸路と海路で本州へ渡り、山口県の下関港からフェリーで韓国へ入国する。

 今回、胆振輸出検疫施設に入厩した8頭は、5歳から12歳までの繁殖牝馬。日高や胆振から集まった。そのなかには1987年の七夕賞(G3)、1984年の京成杯3歳S(G2)、新潟3歳ステークス(G3)を制したダイナシュートの孫、スマートファルコン、ゴールドアリュール、ワークフォースの受胎馬などが含まれている。8頭は入厩するとジャパン・スタッドブック・インターナショナルの職員による出国検査を受けた。

 日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設は2013年1月に供用を開始し今年で3年目。2013年は韓国、シンガポール、アメリカへの輸出のため20頭が利用。2014年は韓国、シンガポール、イギリスへの輸出のため52頭が利用している。今年は今後、イギリスや韓国などへの輸出検疫が年末までぎっしりと予定されているという。