JRAのオータムセール購買馬がJRA日高育成牧場に入厩
10月8日午後、JRA日本中央競馬会が北海道オータムセールで購買した1歳馬2頭が、浦河町西舎のJRA日高育成牧場に入厩した。
JRAは新ひだか町静内神森にある北海道市場において10月5日から7日にかけて開催され、上場馬656頭のうちの65.85%にあたる432頭が、総額1,476,900,000円、平均価格3,418,750円、中間価格2,700,000円と、活況のうちに閉幕した北海道市場オータムセールに参加し、上場番号185番のノーブルビューティの2014(牡、父タイキシャトル)を9,504,000円、上場番号486番のペパーミントグラス2014(牝、父ショウナンカンプ)を2,700,000円と、2頭を総額12,204,000円で購買。2頭は入厩を終えると、JRA職員によるマイクロチップ検査、馬体重測定、歩様検査などを受けた。
石丸睦樹副場長は「本日は天気の悪いなか、当場まで引き付けしていただきまして誠にありがとうございます。JRAとしましては、オータムセールで購買した2頭をもちましてJRA育成馬のラインナップがすべてそろったところです。現在、当場にいる育成馬は3つのグループに分けて馴致を行っています。最初のグループはすでに馴致を終え、今週から2つ目のグループの馴致を行っています。今日入厩した2頭は2週間後に3つ目のグループとして馴致をスタートさせる予定です。育成馬は年内のうちは基礎体力の強化に重点を置き、坂路調教ができるところまで進めていきます。年が明けてからは徐々にスピード調教に移り、4月には1600mの馬場に入ります。4月の2週目には育成馬展示会を開催する予定ですので、ぜひお越しください。今後とも頑張っていきますのでよろしくお願いいたします」とあいさつした。
今年のJRA育成馬1歳の内訳は、八戸市場購買馬4頭(牡1頭、牝3頭、総額15,228,000円)、セレクトセール2頭(牝2頭、総額27,000,000円)、北海道セレクションセール10頭(牡6頭、牝4頭、総額102,060,000円)、九州1歳市場1頭(牝、総額3,240,000円)、北海道サマーセール55頭(牡29頭、牝26頭、総額340,632,000円)、北海道オータムセール2頭(牡1頭、牝1頭、総額12,204,000円)、JRAホームブレッド7頭(牡4頭、牝3頭)の合計81頭(牡41頭、牝40頭)。81頭は来年4月に開催予定のJRAブリーズアップセールでの売却を目指す。